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人のあら捜し、言い訳。これはしたほうが良い

こんにちは。

爽一郎です。

 

人の悪い点が目についてしまうことが、あります。

人の良い点ばっかり見ることができたら、さぞかし脳内が健全で、幸せに生きられるだろうなぁ。

そう思います。

 

自分が何かをできなかった時、言い訳を探すこともあります。

できなかったことを正当化しようとするわけですね。

 

そういった行動は、ネガティブなものと捉えられているように思います。

 

ただ、やり方次第では良い点もあるのです。

 

 

と言うわけで、今日伝えたいことは、

 

・人のあら捜しはしたほうが良い

・言い訳もしたほうが良い

 

ということです。

 

ただ、探したあらを当人に伝えるとか、言い訳をそのまま伝える、なんてことはすべきではないのです。

人や自分の観察をすることで、自分にとって、良いことがある。

伝えたい本質は、それです。

 

 

■何が良いのか、悪いのかを書き出す

私は、他人の見習いたいなぁと思う点や、反面教師だなぁと思う点を、書き出すことがあります。

誰に見せるわけでもないのですが、なんと傍から見たら嫌な行動だろう、とは自分でも思います。

 

が、これが結構役立つ。

 

なんとなくすごい、なんとなく嫌。

そんな他人の特徴を明確にするのです。

なんとなく、では再現性が無く、自分もその特徴を持っているのか?持っていないのか?がなかなか考えづらいものです。

 

例えば… 

 

『あの人から指示されるのが嫌だ』

 

よりは

 

『あの人は指示が曖昧。

 まず、誰に指示しているのかもわからないから皆で集まって誰が取り組むか決めないといけない。

 そして、具体的なタスクに落とす必要があって、考えるのが面倒。

 だから、嫌に感じる』

 

と明確化すると、自分は曖昧な指示出してないかな?なんて考えることができます。

 

 

良い点も同じです。

 

『なんかあの人は仕事ができる』

 

よりは

 

『あの人はリスクを把握することを意識していて、

 期限に間に合わなさそうな要因にあらかじめ対処している。

 だから、仕事がだいたい期限内に終わり、仕事ができる』

 

と明確化すると、もっとリスク確認しないとな、なんて自分で思うのです。

 

どうせなら人の良いことに目を向けるほうがきっと健全なのですが、なかなかそうはいきません。

 

過去にこんな記事を書きました。

 

bonzinkun.hatenablog.com

 

簡単に言えば、自然に生きていると人はネガティブなことのほうに目が行きがち、ということです。

だから、人の悪い点のほうが目につく。それは自然なことです。

 

というわけで、冒頭に述べたことへつながります。

 

人のあら捜し、悪い点は見つけて、何が悪いのかを言語化することが、客観的に何が悪いのか?と言うことを考えることにつながるのです。

(もちろん、良い点も言語化できるのが良いのですが。)

 

まぁ、それを本人に伝えるのは、求められない限りは伝えないほうが良いかもしれませんね。。。

 

身の回りで起きていることを捉えて、分析する。

人の悪いところを言語化するのは、いわばその一つなのです。

 

 

eスポーツの格闘ゲーム『ストリートファイターV』で世界トップランカーのときど選手が、著書のなかで似たようなことを述べています。

ときど選手は他の選手とトレーニングで勝負を行い、良い点、悪い点を指摘し合うそうです。

 

僕とりゅうせい選手は大会本番では、互いに勝利を奪い合う関係です。「自分が勝っていたのだから、相手の弱みは黙っていた方が得ではないか?」「りゅうせい選手が親切な人だから、たまたま教え合うことになっているだけでは?」と思う人がいるかもしれませんが、それは間違いです。まず、教えた時点で僕自身のトレーニングになっています。画面の中で発生している状況を説明する。これは理解をアウトプットする訓練そのものです。教える過程で言葉にできないこと、言葉にしづらかったことがあれば「ああ、ここがわかってなかったんだな」と気づきますし、説明の努力をする過程で「こういうことだったのか!」と気づくこともできます。

 

 

すごい人がなぜすごいのか?

ダメな人がなぜダメなのか?

それを考えるのは、なかなか難しいものです。

すごい点は真似をする、ダメな点は自分がそうならないようにする。

そうしようと思えば、具体的に言語化できなければ何をすればよいのかわかりません。

 

そのトレーニングとしては、人のあら捜しは、なかなか良いのです。

 

こうして、あら捜しで悪い点を説明できるように言語化し続けると、良い点の分析もしやすくなってきます。

分析して言語化するというスキルが向上していくからです。

 

(悪い点ばかり見て、その人を蔑まないようには気をつけましょう)

 

 

■言い訳は問題点を言語化すること

同様に、言い訳というのも、きっちり言語化すると状況の分析としては役立ちます。

 

言い訳を人にするとネガティブに思われますが、実際は何が原因でできなかったかの問題確認の作業なのです。

 

金曜日までに終わらせるはずの仕事があったけど、できなかった。

それは、木曜日に急に別の仕事が入ってきたから。

急だからどうしようもなかった。

それは言い訳かもしれませんが、木曜日に急な仕事が入ることに対して次はどう対応するか?ということを考えるきっかけになるのです。

1日バッファを持つ?急な仕事を断ったらよかった?

 

振り返りは、言い訳を考えることをきっかけに始めることが自然なのだと思います。

 

 

毎日運動するつもりが、なぜかできなかった。

ただただめんどうで理由がなくできなかった、というよりは言い訳を考えたほうが良い。

その言い訳を取り除けば、次は運動できるようになるかもしれません。

 

ここでも、なんとなくを言語化する有用性があります。

 

 

人のあら捜しも、言い訳も、分析して言語化すること、と捉えればネガティブな行動ではないのだと思います。

 

★終わり★