凡人が成果を出すための習慣

習慣定着コーチが、凡人が成果を出すための習慣をつづる

イチローのストイックさとは、生活を改善し最適化し続けること

みなさんこんにちは。

爽一郎です。

みなさんの人生に役立つ情報をお届けします。

 

生き生きしている人は、目標やビジョンと言った、目指す方向が明確です。

そして、そのビジョンへ向かって進み続けます。

そんな人になりたいものです。ですが、具体的にはどうしたらそんな風になれるのでしょうか?

そのヒントが「ストイック」という言葉の分析によって見えてきます。

 

イチローのストイックさ

ストイックと言えば、イチロー

イチロー選手は現役時代、ストイックな生活をしていると良く言われていましたね。

試合の前は同じものしか食べないとか、平常心を維持するために生活のリズムを徹底して毎日同じにしているとか。

習慣化の鬼です。

 

ただ、イチローへのインタビューを行った石田雄太氏によると、イチロー本人はストイックな活動はしていないと述べているようです。

下記ブログ内で記載されています。

http://yakyuujoutatsu.com/yakyuu-episodes/icihiro-routine1.html

 
『彼のルーティンというのは基本的に、いかにして”ノーストレスな状態”を作り出すかということのために行われています。
強いストレスがかかる野球に集中するため、それ以外の生活ではストレスをなくしたいという考え方ですね。
ストイックなイメージを持たれがちですが、実際には逆です。食べたくないけど身体にいいものを食べるということなどはしません。』
 

つまり、本人曰く、ストイックな生活ではなく、実際は試合前にストレスを感じない生活を徹底しているということなのです。

確かに、そう聞くと、生活の一つひとつの行動自体にストイックさはないかもしれません。

でも、それでもみんなストイックさを感じてしまう何かがありますよね。

少なくとも、私はストイックと感じてしまいます。

 

 

■ストイックとは何なのか

ストイックに感じるもの。それが何であるか。

借金玉というペンネームの方が書いた『発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術』という本を見て分かりました。

その本の冒頭部分の引用です。

 
『うつでもコミュ障でも必ず成果は出る!発達障害だから書けた「弱者の戦略」
 
自分は「大人の発達障害」なのでは、と悩む人が多いなか、その解決策を具体的に示した本は少ないのが現状です。
本書には、発達障害当事者である著者が、試行錯誤と度重なる失敗の末に身につけた「本当に役立つ」ライフハックだけを詰め込みました。
発達障害の人はもちろん、グレーゾーンの人、仕事や人間関係がうまくいかない人にも役立つ1冊です。』
 

 

この中には、発達障害である著者にとって、

発達障害でも普通に仕事をするためにカバン活用法

・朝起きる方法

・精神安定の薬や睡眠薬の自分なりのベストな服用方法

などがライフハックとして記載されています。

 

この本を見て、私は著者の生活にイチローで感じていたものと同じストイックさを感じました。

 

二人に共通していることは、目的達成たのめに生活を最適化させていることです。

 

イチロー選手は"安定したパフォーマンスをだすノーストレス状態”を作り出すために、試合前に同じような生活をします。

金玉さんは”発達障害でも普通に仕事ができるようになる”ためのライフハックを行います。

これらは、自分の生活に対して「試す・振り返る・是正する」という改善、いわゆるPDCAサイクルを回して、最適化を繰り返した結果なのです。

私が感じていたストイックさは、この人は目標達成のために生活のPDCAを回しているんだろうな、と思えることだったのです。

 

■小さな試行を繰り返す

自分の生活を変えるというのは、難しいものです。

みなさんも経験があると思います。

例えば、”ダイエットする”という目的のために”運動する”とか”おやつを食べない”とか、ダイエット用の生活に習慣を替えようとする人は大勢います。

ですが、多くの人は変えられずに元に戻ってしまう。

 

ですが、イチローや借金玉さんは、自分の目的にあった生活に最適化し、実践し続けているのです。

きっと自分に合わない方法もあったでしょう。失敗してしまったライフハックもあったでしょう。

それでも、PDCAサイクルで、より自分が続けられる習慣に変化させて、”持続可能な、目的に最適化された生活”を探求しているのです。

 

繰り返しますが、その姿勢こそがストイックさなのだと私は思うのです。

 

そして、「ストイックだと感じる」ということは、自分にはなかなか真似できないなぁ、と思っているがゆえに出る感情です。

 

私も、自分の生活の最適化は行ってきました。

読書や執筆を継続できるように工夫を凝らす。ネットサーフィンやYouTubeを見る時間を減らす。朝方の生活にする。

もちろん、簡単には定着できなかったし、今でもたまにできない日はあります。

ですが、試して、振り返り、是正して、また試す。その繰り返して習慣化の定着はどんどん進みます。

 

小さな改善、小さな試行から始めれば、我々は案外簡単にストイックになれてしまうものなのかもしれません。

 

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★終わり★

小説:ヒーローの管理職 第17話 メンバーの管理の章4

マネジメントについての連続小説です。

1話からご覧になりたい方は、下記のカテゴリー別一覧へ移動ください。

 

 ヒーローの管理職 カテゴリーの記事一覧 - 凡人が成果を出すために必要なこと

 

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 狼男の襲撃現場近くの路地から、テレポートで退避した北折は自分の腕の傷を見て、ぼやいた。
「くっ、痛いな。よりによって利き手か…。しばらく銃弾みたいな細かいもののテレポートは難しくなるな…。」
 白川の銃弾のうちの一発が、テレポートする前の彼の腕に到達していたのだ。
 彼は利き手の右手をテレポートさせるものに向け、テレポートさせる。銃弾を受け、右腕が動かしずらくなってしまった。
 止血をしながら彼はつぶやく。
「加地、お前の戦い、見事だった。ヒーローの1人に結構なダメージを負わせたんだ。お前の死は無駄にはしない。」
 北折がテレポートで退避した先にいた、もう1人の男が話す。その男は左腕の肘より下がない。
「北折、このまま少しずつヒーローの戦力を削っていこう。そして、削りきったところで"石"の強奪を仕掛ける。」
「ああ。また、爆弾を作ってくれ。加地の時と同様、万が一の場合は自爆が必要だ。ヒーローに捕まってしまうと精神を読まれて、こちらの計画がばれる可能性がある。それに、爆弾は武器としても使えるしな。」
「ああ。…次は、俺が行こう。」
 左腕が無いその男は、暗い目をしながらそう言った。

 ***

 戦いから一夜明け、赤崎のいない2週間が始まる。
 まだ調査中ではあるが、襲撃者であった狼男についての情報が一部、明らかになった。
 名前は加地崇(かじ たかし)、22歳。彼には前科がなかったようだ。異能が発現したのは5年前とのこと。中学生の時であり、当時の彼は能力を制御できず、たびたび変化(へんげ)を日常生活でしてしまう状態だったらしい。そのせいで、大変な差別にあったらしい。
 エノトスとの関係については詳しくは判明せず、今のところは組織の詳細についてはコミュニティサイトのこと以外はよくわかっていない。要するにエノトスを明らかにすることについての成果はないということだ。
 狼男は最後に言った。エノトスはこれからも”石”を狙い続けると。それは、組織的にヒーローアソシエーションに戦いを挑み続けるという意味だ。また今日にでも襲撃があるかもしれない。
 だが、チームのエースである、赤崎はいないのだ。
 東條は、すぐに属人化の排除に取り掛かることにした。
 とは言え、何からすべきか。
 ノートを眺めながら、考えを整理する。
 またも那須賀との会話に思いを馳せる。

 ***

那須賀さん。属人化っていうのは、ある業務を特定の人しかできない状態にしていることを言うんですよね?」
 東條が那須賀に問いかける。
「そうだな。例えば、昔からその人がやっていて、今ではその人しか手順を知らないオペレーションとか、難しすぎて1人しかやり方を理解していない作業とか、そんなんだ。」
「属人化の排除っていうのは、それを無くすことなんですね?」
「その通りだ。属人化はチームにとって好ましくない。理由は二つある。
 一つは、チームの安定性が悪くなることだ。
 もう一つは、チームがより生産性の高い時間を使えなくなることだ。」
「一つ目のチームの安定性が悪くなるというのは、特定の人だけしかできない業務があることで、その人がいなくなった時に業務が回らなくなる、ということですか?」
「ああ。その人がいなくなるというリスクもあるが、いなくならない場合でも、リスクがある。特定の人に業務が集中して、ボトルネックになる可能性があるんだ。基本的に、優秀な人間ほどできる業務が多いので、自ずとチームの中核をなす人間に仕事が集まる。つまりは、そういう人間ほどその人にしかできない業務を持っている。
 彼らがいなくなったらチームとしてピンチだ。また、いなくならないとしてもその人に業務が集中していると、チームの成果がその人のキャパシティに左右されてしまうことになる。
 ようは、優秀な奴1人に頼っているチームよりも、その60%の能力でチーム全員が同じように仕事ができるチームのほうが安定して成果が出せるってことだ。もちろん全員が優秀なチームに越したことはないが…そんなのは滅多にないからな。」
「ですが、多様な人材がいます。属人化を排除してみんな同じことをさせるよりも、それぞれに得意なことをさせるほうがいいんじゃないでしょうか?」
「東條の言う通り、人は得意なことをする方が生産性が上がる。だが、得意なこと以外も業務としてしないといけないだろ?
 複数のプロジェクトをこなすこともあるだろう。得意な分野の業務ばかりではなく、そうではない分野を任されることは往々にしてある。
 そして、そこにもう一つの属人化の悪い点が隠れている。」
「先ほど言っていた、"チームがより生産性の高い時間を使えなくなる"というやつですか。」
「ああ。ある人が得意でない業務が、その人に属人化していたらどうなる?」
「得意でない業務に手を取られてしまうことになりますね…何せその人しかできないのですから。」
「つまり、メンバーが得意なことに集中できるようにするためには、そうでない仕事を誰もができるようにしないといけない。長所を活かすために属人化の排除が必要なんだ。」
「でも、それって他の人に仕事を押し付けるということになるのでは…?」
「個人の仕事をチームでできるようにする、という点で考えると、仕事をみんなで分け合うことになる。東條の言うように、仕事を押し付けあうという考えを持ってしまう者もいるだろう。
 だが、属人化を排除した業務は、さらに良いことを生む。チームの外に業務を出せるんだ。
 完全に属人化が排除された業務なら、誰でもできるはずだ。それこそ、アウトソーシングやロボットでの自動化なんかで業務を安価な役割へ移すことができる。そうなれば、チーム全体が誰もができるような作業から解放され、より生産性の高いことに時間を避けるようになる。」
「属人化の排除をすると、
 ・特定の人間に集中した仕事をチーム全体に分散できることで、チームの安定性が上がる。
 ・その特定の人間はコアメンバーであることが多いため、コアメンバーがより生産性の高いことに時間がさけるようになる。
 ・そして、属人化した業務をチーム外に出すことで、チーム全体が生産性の高いことに時間がさけるようになる。
 そういうことですか。」
「すばらしいまとめ方だ。その通り。
 では、属人化をどうやって排除するかを、次は話そうか。」
 那須賀は、東條に4つのステップを伝えた。

 属人化を排除する4つのステップ
 ①業務の見える化
 ②属人化している業務の特定
 ③属人化している原因の特定
 ④対策実施

「この4つが、属人化を排除するためのステップだ。
 属人化を排除するには、まずは何が属人化しているのかを見極めないといけない。その第一歩が、"①業務の見える化"だ。
 どんな業務があるのか、というリストを作るイメージだな。メンバーにヒアリングをして、属人化していると思う業務や、自分だけがずっとやっている業務の一覧を作るんだ。」
「属人化していそうな業務を洗い出す、ということですね。」
「そうだ。その次が、”②属人化している業務の特定”だ。見える化した業務から、本当に属人化している業務を特定する。そして、”③属人化している原因の特定”でなぜ属人化してしまっているのかを考える。業務の流れをプロセスごとに分けて、整理するんだ。
 例えば、何かの製品を製造する場合の一般的なプロセスについて考えてみようか。そうだな…新しい自転車で想像してみよう。
 俺は自転車を作ったことがないから想像だが、こんな感じのプロセスになると思う。」

 ・要件定義(どんな自転車を作るのか決める)
 ・設計(自転車の設計図を作る)
 ・試作製造(自転車のプロトタイプを作る)
 ・テスト(設計通りか試す)
 ・製造(量産体制を整える)

「実際は、各プロセスがもっと細かく分かれているはずだが、例なので分割はこのぐらいにしておこう。
 自転車作りの名人がいたとしよう。その人のどのプロセスにおける行動が名人と言わしめるのか、分析するんだ。
 例えば、要件定義のプロセスで、何度も要件をターゲット層に効果的なヒアリングしているとしよう。それが、名人がニーズに合わせた自転車を作る行動になっているという仮説を立てる。
 その場合、”ターゲット層に効果的なヒアリングをする”ということが名人のみが行っていることになる。
 他にも、名人は試作製造が速いという点があるとしよう。分析すると、試作製造に入る前の設計段階で部品を発注しているという行動が見つかったとしよう。
 その場合、”設計段階での部品発注”が属人化している行動になる。」
「プロセスに分けて、属人化している行動を見つける…と。」
「ああ。業務を分析し、どの部分がその人にしかできない状態になっているのかを特定するんだ。
 そして、行動が属人化しているとき、大体は次のどちらかのことが原因だ。」
 那須賀は東條に下記をメモするよう伝えた。

 属人化の主な原因
(1)やり方が共有されていない
(2)スキルが足りない

 那須賀が続ける。
「1つ目の”やり方が共有されていない”は、業務の手順や手続きが共有できていないがゆえに、やり方を知っている人しかできない、とうパターンだ。これ、属人化を排除するにはどうしたらいいと思う?」
「手順を共有する…つまりは手順書やマニュアルを作るということですか。」
「単純に手順に落とせるものであれば、手順書・マニュアルを作れば済む話だ。それを作るのが面倒だとか時間がないとか、そういった原因で属人化していることが多い。これは、手順を周知さえすれば他のメンバーがこなせるので、属人化排除の即効性が高い。
 マニュアルは作業している本人が作ることが一番手っ取り早いので、『作ることで自分の作業を他のメンバーに共有できる』というメリットを伝えて、本人に手順を作ってもらうのがいい。
 では、原因の二つ目である、”スキルが足りない”について話そう。これは、言い換えると技能的にそのメンバーにしかできず、他のメンバーができなくて属人化しているということだ。東條、この対策はどうしたらいいと思う?」
「スキルがないのですから…スキルアップですか?」
「そうだ。トレーニングしてスキルアップさせ、できるようにするしかない。
 そのためには、どんなスキルが必要で、どうやったらそのスキルが身に付くのかを明確にする必要がある。」
「明確化のために、業務の見える化同様、属人化したスキルを持つメンバーにどんなスキルがいるかをヒアリングするんでしょうか?」
「それはあまり有効ではないな。多くの場合、メンバーは自分でできてしまっていることは、なぜできているのかがわからないからだ。トップセールスマンがいたとして、その人がなぜ多くの売り上げを上げているのか、言語で説明でいる人は実は少ない。スポーツのプレーヤーも、プレーヤーのころに活躍した人でも、監督やコーチになったらあまり成果を出せない人がいる。これは、なぜ自分が成果をあげられていたのかを、わざわざ分析なんてしないからだ。だって、できているんだから。」
「なるほど。では、どうしたらよいでしょうか?」
「何のスキルが必要か、を明確にするには、コアメンバーやハイパフォーマーの行動を分析する必要がある。コアメンバーにあって、そうでないメンバーにないものを探すんだ。
 例えば、トップセールスマンは顧客との信頼関係が上手いと聞く。では、信頼関係を得るためにどんな行動、スキルが必要なのかを確認するんだ。
 行動を観察し、行動の考えを聞いて、キーとなる行動を見つける必要がある。そのキーとなる行動を他のメンバーに実践させ、繰り返し実施するよう促すんだ。
 そうすれば、コアメンバーのパフォーマンスに近づく。すなわち、”スキルが足りない”という属人化の排除に近づく。」
「でも、例えば野球において、ある投手がすごいフォークボールで相手チームの得点を封じているとします。そのフォークボールってすぐには他に人が身に付けることはできないですよね?」
「その通りだ。業務は、属人化を排除できるものとできないものがある。そのフォークボールの例は、その投手の長所であって、完全な属人化の排除はできないものになる。だが、その投手の投球フォームや、練習、行動を観察することで、その投手の60%ぐらいの完成度の球は投げられるかもしれない。プロ野球では60%では使い物にならないかもしれないが、ビジネスにおいては60%の完成度でも、他のメンバーでもできる、という状態が重要なんだ。そのコアメンバーが万が一いなくなった時にも、他のメンバーで60%だとしても業務が続けられる。
 さっき言っただろ?優秀な奴1人に頼っているチームよりも、その60%の能力でチーム全員が同じように仕事ができるチームのほうが安定して成果が出せるって。
 もちろん、すぐに属人化を排除できないものもある。難しい技能であればあるほどそうだ。だが、その身に付け方が明確になっていなければ、永遠にコアメンバーに業務は属人化する。」
「必要スキルを明確化する必要がある、と…。スキルの身に付け方を明確化するって、おすすめの方法ありますか?」
 ふむ、と言って那須賀は東條に下記を伝えた。

 方法①
 ・知識を得られるようにする(ティーチング)
 ・アウトプットできるようにする(トレーニング)

 方法②
 ・コアメンバーのパフォーマンスに近づける仕組みを入れる

「基本はこの二つの方法だ。まずは方法①のティーチングとトレーニング。例えば、野球のフォークボールの投げ方を教えるのがティーチング。実際に投げられるようにアウトプットさせるのがトレーニングだ。
 仕事で言えば、知識が書かれた書物や資料などを用いて知識を伝えることがティーチングだな。そして、それを実践する場を与えるのがトレーニングだ。実践する場は、基本的には実業務になるだろう。
 インプットして、アウトプットする。本を読んだりして、知識をインプットだけして満足する者もいるが、それでは身に付いたとは言えない。筋肉と同じで、繰り返しアウトプットしてトレーニングしないと、スキルは身に付かない。
 方法②はパフォーマンスを上げる仕組みを作ることだ。例えば、単純に人を増やすとか。コアメンバーの業務実施やパフォーマンスに、他のメンバー1人では同様のことができないとしても、2人なら近い成果が出せるかもしれない。」

 東條は、ノートに教わったことをまとめた。

 属人化を排除する4つのステップ
 ①業務の見える化
 ②属人化している業務の特定
 ③属人化している原因の特定
 ④対策実施

 属人化の主な原因(③で特定するもの)
(1)やり方が共有されていない
 対策:マニュアル
(2)スキルが足りない
 対策:コアメンバーの行動を分析し、必要なスキルを明確化する

 スキル不足が原因の属人化排除方法
 方法①
  明確化したスキルを下記の方法で身に着けられるようにする
  ・知識を得られるようにする(ティーチング)
  ・アウトプットできるようにする(トレーニング)

 方法②
  ・コアメンバーのパフォーマンスに近づける仕組みを入れる

 ***

 東條は那須賀に言われたことを用いて、チーム内の属人化の排除に挑むことにした。

★つづく★

 

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チャレンジすればするほど、精神的には消耗する。そのケアに必要な習慣とは

みなさんこんにちは。

爽一郎です。

みなさんの人生に役立つ情報をお届けします。

 

チャレンジっていいですね。成長を感じられます。充実感を感じられます。

以前、そんなチャレンジと習慣についての関係について、記事を書きました。

bonzinkun.hatenablog.com

要約すると、チャレンジするには規則正しい生活習慣が必要だよ、ということです。

 
今回は、チャレンジを支える、もう一つの重要な習慣についてお伝えします。
それは、「書く習慣」です。
 

■チャレンジは、疲れる

私はチャレンジを心掛けています。

やるかどうか、どうしようかな。悩むときは、やることを選択することにしています。

どっちにしようかな。悩むときは、これまでやっていないほうを選択することにしています。

カーナビがないと基本的に車は運転できない私ですが、たまにはカーナビに頼らずに運転し、道を間違ったりしています。

 

まぁ、「試す」ということが自分の生活を良くすることにつながっていると信じているので、やったことないことは積極的にやることにしているわけです。

 

が、いろいろやりすぎて疲れすぎることもあります。

 

土日で下記のようなことをしました。

・新しいセミナーの資料作り

・その資料のレビューを複数の人に受けた(指摘事項いっぱい)

・ブログのPV数増やす活動

・慣れない都会での車の運転(私は運転が苦手です)

などなど

 

他にも、子育てに関してとか、趣味についてとか、いつもと違ったことをしました。

 

で、へとへとになったわけです。

チャレンジはエネルギーを消耗することは知っているので、それは想定内ではあります。

ですが、次の日の月曜日の朝、自分に異常を感じました。

 

朝、明け方に目が覚め、寝ようとしても考え事が巡り巡って熟睡できません。

また、起きる時間になって起きようとしても、「考えたくない!」と考えることを拒否して、寝てしまいました。

眠いわけでもないのに。

 

■チャレンジすると、課題が見えてしまう

私は書くことを習慣化しています。毎日、ブログ記事なり、得たものなり、次に起こすべき行動なりをEverNoteというノートアプリに書いて保存しています。

 

チャレンジとは、新しいことをする、ということです。

もちろん、いろいろな課題が見えてきます。

やってみた結果はこんなだった。もっとこうしたほうが良い。

こんな指摘を受けたから、是正するにはこうしたほうがよさそう。

すべきこともたくさん見えてきます。

チャレンジをすればするほど、目の前に現れるすべき行動は増えていくのです。

 

しかし、どんな人でも一日は1440分です。

やることが増えても、時間は増えません。

優先度をつけて、取り入れるべきものを見極めないと、焦燥感に駆られてしまうのです。

 

それを普段は書く習慣で優先度付けし、今自分は何をすべきかを明確にしていました。

が、そのチャレンジしすぎた土日は、疲れ果てて書くことをおざなりにしました。

結果、私は朝に頭ぐちゃぐちゃで寝られない状態になってしまったのです。

 

これは、チャレンジには、書く習慣で整理するケアが必要ということを示しています。

 

■チャレンジに必要なケア「書く習慣」

では、具体的にはどんな書く習慣がチャレンジのケアになるのでしょうか?

それは、下記の二つです。

①自分がさいなまれているものを書き出す

②優先度付け

③行動の具体化

 

例を挙げましょう。

 

①自分が何にさいなまれているか?
セミナー資料の指摘事項に対して、どう修正すべきか決め切っていない
・ブログのPV数伸ばしたい
・睡眠をもっと改善するために何かしたい
 
②最も優先度が高いものは?

セミナー資料作成

 

③対策の行動として何をするか?

・指摘事項を一覧にし、ひとつづつX月X日のX時に是正する

 

要は、悩みを書いて、今すべきものだけに視点を集中させることで、頭のごちゃごちゃを整理させるのです。

 

とはいえ、書く習慣は1人ひとりでどんなものが書きやすいか、はまるものが違います。

 

そんな自分にあった「書く習慣」が欲しい。

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★終わり★

小説:ヒーローの管理職 第16話 メンバーの管理の章3

マネジメントについての連続小説です。

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 赤崎の負担を減らしたい、そんな考えに思いを走らせていた時、東條の電話が鳴った。出動要請だ。
 街で異能者が暴れているという。
 東條は出動する3名を指名した。疲労が見える赤崎は指名しないことにした。
 その出動を指揮していた東條だったが、この時、さらに東條に連絡が入る。
 襲撃者だ。
 ヒーローアソシエーションのビル入口で、異能者が攻撃を仕掛けてきた。
 ビルには、関係者しか入れない。アソシエーションカードが無ければビルの扉が開かない。外部の人間が入る場合はビルのエントランスの詰め所にいる警備部隊からゲストカードをもらわねばならない。
 警備部隊がいるエントランスで、1人の異能者がビルに侵入するために攻撃を仕掛けているという。
 警備部隊も異能者である。とはいえ、戦い慣れていないので、異能犯罪者捕獲部隊に比べると戦闘能力は低い。そのため、基本的には東條のところに迎撃の要請が来る。
「また襲撃者ですか!?多いですね…」
 白川が思わず嘆いた。
 街で暴れている異能者の鎮圧については、東條は既に指示を出し終えていた。東條は指揮をサポートチームの副官に委ねた。襲撃者へ対応せねばならない。
「俺、出ますよ。」
 赤崎が東條に言う。
 東條は赤崎を迎撃メンバーに加えるか悩んだ。だが、襲撃者の情報を警備部門から聞く限りは、赤崎の力が必要に思えた。襲撃者は戦闘に特化した異能者である。そのため、赤崎を含む、戦闘チームの残り3名に襲撃者の迎撃指示を出した。
 今回は東條がサポートに入る。少しでも隊員の負担を下げるためだ。そのため、東條も簡易的な戦闘スーツを装着する。
 襲撃者へ対応する3名は、赤崎、白川、金城(かねしろ)の3名だ。それに東條が加わる。
 金城英太(かねしろ えいた)の能力は"武装使い"。少しお調子者の26歳である。あらゆる重火器や刀剣を、一目見ただけで使いこなすことができる。本人曰く、"武具と語り合える力"だと言う。金城の生身の戦闘能力はさほど高くないのだが、どんな武装も使いこなせるため、その時の状況に対応した武装で出撃させることができる。最も汎用性に長けたヒーローだ。
 東條はヒーロー用戦闘スーツを作る企業にいた。そのため、武装の種別には詳しい。今回も、金城に適切な武装を選び、着用するよう指示した。
「金城さん、武装の着用が終わり次第、すぐにエントランスへ。それまでは私と赤崎さん、白川さんの3人で持ちこたえます。金城さんが来てから、チームプレイで一気に片を付けましょう。」
 東條は金城にそう伝えた。
「了解っす。」
 金城は軽い調子で言った。
 東條は白川と赤崎を連れ、先に3人でビルのエントランスに向かった。
 3人がエントランスに着いたとき、入口を守ることに防戦一方の警備部隊が目に入った。
 そこには、襲撃者である狼男がいた。

 異能の力の一つに、変化(へんげ)するタイプの能力がある。
 例えば、鳥人間のような姿に変化して空を飛び回る、サイの特徴を持つ姿に変化してトラックのような突進力を得る、などだ。観測されている範囲では、1人の異能者につき、一種類の変化ができるという。なお、黄原の"鋼鉄化"は変化の一種に分類される。
 動物の特徴を持つ姿に変化するものは、"獣人化"と呼ばれている。
 今回現れた襲撃者は、"獣人化"で狼の特徴を持つ姿になっているようだ。見た目は映画などに出てくる狼男そのもの。
 東條はこの襲撃者の情報について、警備部隊からオフィスで聞いていた。基本的には"獣人化"の異能者は非常にタフで、肉弾戦が得意な場合が多い。狼男ならば、なおさら接近戦を好むだろうと東條は考えた。そのため、赤崎がキーとなる。
 金城には接近戦向きで主に盾として使える武装を身につけるよう指示した。

 時間がないため、明文化はできなかったが、明確化したゴールを口頭で伝えた。
「ゴールはターゲットである襲撃者の無力化です。
 赤崎さんは攻撃、白川さんと私はサポート、金城さんは主に白川さんと私の護衛をお願いします。
 今回は、相手が1人のようなので、私の"停止"が有効です。可能な限りサポートします。」
 東條は続けてゴールに至るための戦略をタスクとして伝え、現場へ急いだ。
 金城は武装を準備してから来る。先に赤崎、白川、そして東條の3人がエントランスに到着した。

 狼男はこちらを見るやいなや、攻撃を仕掛けてきた。
「ガルルル!」
 獣の声を上げて迫ってくる。巨体にもかかわらず、俊敏である。
「下がって。」
 赤崎が咄嗟に東條と白川より前に出て応戦する。
 白川と東條はエントランスの防御壁に隠れた。襲撃者に備えて防御壁が用意されているのだ。”悪夢の日”に西陣の襲撃があってから作られた。
「銃撃開始します!」
 白川が銃を構える。
 東條がゴールに至るために指示した1つ目のタスクは、"金城が到着するまで赤崎の接近戦主体で持ち堪えること"だ。
 赤崎の疲労を考えると辛い選択ではあったが、今オフィスにいるヒーローでは赤崎しか対抗できない。
 東條はまず、遠方から自分の能力である"停止"が利きそうな相手か確かめた。狼男を目視し、手をかざす。
 狙い通り、狼男の動きが止まった。
 その隙に白川も赤崎も攻撃を加える。
 赤崎の蹴りが狼男の頭部に命中した。
 白川の銃弾は命中したが、硬い毛皮や皮膚のせいか、大したダメージにはなっていないようだ。
 動きが止まった数秒後には、"停止"を振り切って狼男は動き出した。東條が現役ではないことと、遠方からの"停止"であることを差し引いても、止められる時間が数秒というのは短い。これは、狼男自身がとても精神的、肉体的に強いということになる。東條の能力もまた精神的に消耗するため、あまり乱発はできない。司令官が倒れては話にならないので、ここぞという時までは温存せねばならない。
「もっと殺傷力の高い弾に変えましょうか?それとも、数撃ってダメージ蓄積を狙いますか?」
 自分の命中した弾があまりダメージを与えられていないと感じた白川は、東條に尋ねた。
 より殺傷力が高い弾とは、単純により大きな銃弾である。大きな銃弾はより重く、慣性が強いので、より白川の”サイコキネシス”では操りづらい。赤崎に当たると大事故なので、今の銃弾で攻撃を続けることを指示した。
 赤崎の蹴りは効いたようで、”停止”が解けた狼男は少しよろめいた。だが、すぐに構え直し、東條と白川がいる防御壁の方へと向かってきた。
 自分の動きが止められたことが、東條の仕業と分かっているようだ。”悪夢の日”の英雄である東條のことを、能力含めて知っているのかもしれない。ターゲットは、まずは東條を潰すことを目標にした。
「お前の相手はこっちだ!」
 赤崎がすぐさま横から蹴り飛ばし、狼男を食い止める。だが、今度はターゲットはガードしていたため、ダメージはなさそうだ。
 そのまま赤崎と狼男の肉弾戦の攻防がしばらく続く。
 だが、赤崎にはやはり疲労がある。いつもより精度を欠く赤崎は次第に押され、狼男の一撃を食らって突き飛ばされてしまった。
 狼男が東條と白川のもとへ迫る。だが、それは狼男と東條の距離が近づいて、”停止”が効きやすくなるとも言える。
「これだけ近づけば…!」
 東條は満を持して狼男を止めた。
 東條の感覚的に、10秒以上は止められそうだ。
「白川さん、銃で目を狙ってください!」
 東條は言った。視力を奪えば、一挙に戦いやすくなる。
「了解!」
 白川が銃撃する。止まった敵に打ち込むなど、たとえ小さな目が標的であっても白川には造作ない。
 銃弾が狼男の顔めがけて飛んで行ったその時、狼男の顔の前に異空間が現れ、銃弾が吸い込まれた。
 ”テレポート”である。サポートチームの桃地のそれとは異なるタイプのテレポートだ。
 桃地のテレポートは認識した物体自体を別の場所に移送するのに対し、今回のテレポートは移送ゲートのようなものを開き、そこを通ったものを移送するという能力のようだ。そのため、桃地と違って飛んでくる銃弾も移送できてしまう。
 その”テレポート”で銃弾が移送され、狼男に目に届かなかった。
 何発撃っても”テレポート”でかわされる。
「まさか、他に異能者がいるのか!?」
 東條は不覚に思った。他の異能者が潜んでいることを想定していなかった。
 止まっている狼男が”テレポート”を使っているとは思えない。
 東條の"停止"は、体の動きだけでなく、異能の力の発動も止める能力なのだ。ただ、すでに発動後の力は止まらないので狼男の変化は解けるわけではない。
 だが、"停止"中にテレポートを発動することはできない。そのため、今起きている”テレポート”は明らかに別の異能者の力である。
 もう、東條の”停止”の時間が限界である。
 狼男が動き出す。防御壁を超え、東條に攻撃が迫る。
 その時、大きな音を立てて、狼男の攻撃が防がれた。東條の前に大きな盾がある。
「お待たせしました!金城到着っす。」
「ふぅ、助かりました。」
 金城が大きな盾が右手に着いた武装で到着した。強力な攻撃に耐えられるよう、右半身全体に衝撃が分散される仕組みになっている。着用に時間がかかるが、盾を持つ右手だけポキッといかないよう、大きな衝撃も体全体で受け止めることができる。とはいえ、衝撃を受ける角度が重要なので、金城の”武装使い”でないとうまく使いづらい。ちなみに、東條が前職にいるときに企画したヒーロー用スーツである。
 狼男が何度も攻撃してくるが、金城が全て受け止めた。
「うわっ!すごい衝撃っすね。生身で食らったらやばいですよ!」
「金城さん、感謝します。サポートチームへ連絡です。"テレポート"の異能者が近くに隠れています。すぐに探知してください!」
 東條はサポートチームへ指示を出した。
 サポートチームには異能の力を持つものを探知するヒーローがいる。異能者からは"石"と同じような反応が微弱ながら出ていて、それを探知できるようだ。今しがた"テレポート"をした異能者を探知させる。
「司令官!攻撃がきつくて、このままだと長くは持たないっす!」
 金城が叫ぶ。
 東條が通信で赤崎に声を飛ばす。
「赤崎さん、援護できますか?」
 壁際まで吹き飛ばされた赤崎が辛そうに立ち上がった。明らかにダメージを受けている。
 だが、体の痛みを振り切るように、声を張り上げて言った。
「…当然、そのつもりです!」
 東條は、断れない状況の部下に鞭打つブラック企業の社長のように自分が思えて悲しくなったが、白川の銃撃が効かないため、この状況で頼りになるのは赤崎しかいない。
 赤崎は走り寄り、狼男へ蹴りかかる。
 赤崎が狼男をひきつけている間に、ゴールに至るためのタスク2へ移行する。
 金城がプロジェクトとして完成させた技を使って、とどめを刺すのだ。

★つづく★

 

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小説:ヒーローの管理職 第15話 メンバーの管理の章2

マネジメントについての連続小説です。

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 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 金城は右半身には大きな盾を装備している。一方、左半身の武装はシンプルだ。左手首から前腕にかけて、分厚い金属の板を装着している。
 これは、マグネットアームと呼ばれる。その武装は、強力な磁力を発生させる装置だ。また、その磁力は指向性、つまり全方位ではなく狙った方向のみに磁力が働くようになっている。普通は、磁力で鉄骨に張り付いて攻撃を避けたり、異能者の武器を引き付けて奪ったりするために利用する。
 だが、金城はこれを攻撃に特化した用途に使うことを必殺技として提案した。例えば、白川の撃った銃弾を磁力でひきつけ、殺傷力を上げる。青森のブーツに鉄を仕込み、マグネットアームでひきつけることで、”音速”での蹴りの威力を上げる。鋼鉄化した黄原を引き付けて、強烈な体当たりにする。などだ。
 ただ、磁力でひきつけることはできても、それを金城が受け止められなければならない。もしターゲットへの攻撃が外れた場合、その攻撃はダイレクトに金城を襲うからだ。
 また、銃弾ならまだしも、青森や黄原は引き付けられた時の体制保持や金城への当たり方について気を付けなければならない。
 さらに、攻撃者とそれを引き付ける金城が、ターゲットを挟むようなポジションでなければ攻撃が成立しない。
 だが、白川の銃弾は別である。白川が銃弾の軌道をコントロールすることで、どこから撃ってもターゲット経由で金城にマグネットアームに銃弾を吸い寄せさせることができる。そのため、プロジェクトとしてはまず、白川の銃弾を金城のマグネットアームで引き寄せる、という技を完成させることをゴールにした。
 なお、すでに実践で一度使ったことがあり、技の名前は”マグネットマグナム”である。
「かっこいいっしょ!」と金城が命名した。

 東條は指示した。
「金城さん、白川さん、初めに説明した通り、マグネットマグナムの準備を。今放っても”テレポート”で防がれてしまう可能性が高いですが、その場合はサポートチームが”テレポート”の異能者を探知しやすくなるので、攻撃を開始しましょう。」
 異能者を探知するときは、異能者が能力を使うときに反応が強くなり、見つけやすくなる。まずは、白川の攻撃をわざと”テレポート”で防がせることで、サポートチームによる探知を早めることが狙いだ。
「では、撃ちます!金城さん、お願いしますね。」
「OK!」
 白川と金城がやり取りし、白川が銃撃を放った。
 白川のコントロールにより、放った銃弾は弧を描いて狼男と金城が一直線になる軌道へ進路を変更する。金城が起動させたマグネットアームで銃弾を吸い寄せる。この一瞬のマグネットアームの繊細な操作を行うには、金城の”武装使い”の異能が必要なのだ。
 狼男のもとに加速した弾丸が届く瞬間、案の定、白川の銃弾は”テレポート”でどこかへ消されてしまった。
「…はやり、厄介ですね。」
 東條がそう言い終わった時、サポートチームから連絡が入った。
「もう1人のターゲットの位置、特定できました!北隣のビルの路地です!詳しい位置情報を送信します!」
 隊員と東條のマスクに位置情報が表示された。
「了解です。その路地に、他に人はいませんか?」
 東條が訪ねた。場所が分かれば、”透視”能力をもつサポートメンバーが周辺状況を把握できる。”透視”で確認したサポートチームの隊員が答える。
「路地には、黒いコートの男が1人いるだけです。つまりは”テレポート”の異能者だけかと。」
 白川が指示を仰ぐ。
「では、路地に銃撃します!OKですか?」
「お願いします!」
 東條が答えた。
 白川の放つ銃弾が2発、路地へ向かって飛んでいく。
 サポートチームから連絡が入る。
「路地のターゲット、消失!”テレポート”で逃げたかと思われます!銃弾が当たったかどうかまでは、分かりませんでした。」
「…!?人体のテレポートをするとは、命知らずですね…。もしくはよっぽど能力に自信があるのか。どちらにせよ、まだ場所を変えてこの近くに潜伏しているかもしれません。引き続き探索をお願いします!金城さん、白川さん、引き続きマグネットマグナムで攻撃を!」
「了解!」
 もう一度白川が銃弾を放つ。
 今度は、狼男の足に見事に命中した。磁力で加速された弾は、狼男を貫通して金城のもとへ飛んできた。金城はそれを右手の盾で防ぐ。
 2発目も3発目も、足と腹に命中する。
 あくまでも異能犯罪者を殺すことが目的ではないので、足や脇腹など、致命傷にならない場所を狙う。
 狼男は驚いたように東條のほうを向いた。血を滴らせながら、全力で向かってきた。赤崎は狼男との激闘で体力がギリギリのようだ。ターゲットの急な方向転換についていけなかった。
 東條は、最後の力を使って狼男を停止させる。とはいえ、そんなには止められない。ほんの数秒だ。
 しかし、それで十分だった。銃弾のダメージ効いたようだ。狼男は力尽きたように膝を落とした。そして、変化が解けて外観が変わる。若い男だった。
 人の姿に戻ったターゲットは、腹を押さえながら言った。
「ヒーローども…エノトスは"石"を狙い続けるぞ…。ネットの烏合の衆だけじゃあなく、俺たちの仲間が!」
 そして、ポケットから何かを取り出した。携帯電話のようだ。
 東條は直感で危険を察知した。
「赤崎さん伏せて!金城さん、盾で防御を!」
 携帯電話が爆発した。ターゲットが自爆したのだ。赤崎も、金城の盾の傘に入った白川、東條も、もちろん金城も無事だった。
 4年前に西陣を葬った南部の能力、"爆弾生成"と同じ力か。そもそも携帯電話型の爆弾か。どちらかは分からないが、自分を"テレポート"させることや自爆することから考えると、エノトスは命を投げ出す覚悟で"石"を狙う異能者の集まりということだ。
 ただのコミュニティサイトの名前だと思われたエノトスだったが、一つの組織なのかもしれない。
 なお、同時に出動要請が出ていた異能犯罪者が街で暴れている件も、ほぼ同時刻に鎮圧された。

 赤崎は爆発の被害からは逃れたものの、戦いで大きなダメージを負った。救護部隊の異能者の力を借りても、2週間は戦える状態にはならないと医者から告げられた。

 今まで、赤崎に頼りすぎていた。そして、プロジェクトで技が完成してからは、白川の負担も増えつつある。白川に負担をかけ続けると、赤崎の二の舞である。一部のヒーローに負荷が偏ってしまっている。
 このままではジリ貧だ。エノトスという犯罪組織に消耗戦を強いられている。一刻も早く、一部のエースに頼らない戦い方を考える必要がある。
 出動から戻った東條は、ノートを開いた。

 2.メンバーの管理
  2-1.メンバーの要望/疲労状態の把握
  2-2.属人化の排除
  2-3.継続的な育成

 皆の力の底上げが必要だ。一部の隊員に戦闘能力が属人化している。
 "2-2.属人化の排除"を実践する必要を、東條は強く感じたのだった。

★つづく★

 

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やりがいは仕事を楽しくするものではない。苦行をこなすエネルギーを与えるものだ

みなさんこんにちは。

爽一郎です。

みなさんの人生に役立つ情報をお届けします。

 

やりがいを得ても、仕事は楽しくなりません。

ですが、やりがいは前に進む推進力を与えてくれます。

今日はやりがいと楽しさの関係についてお伝えします。

 

■やりがいがある=楽しい ではない

私はたまに、「仕事にやりがいを感じていますか?」という質問を受けることがあります。

やりがいを導き出すようなコーチングをしてると、クライアントから逆に聞かれることもあるのです。

そんなときの私の回答はYesです。

人を育てることが好きなので、マネジメントやコーチングは性に合っています。

 

似たような質問で「仕事は楽しいですか?」と聞かれることもあります。

この質問に対しては、必ずしもYesではありません。嫌な仕事もあります。

 

よく、楽しく仕事をしたいから、やりがいのあることがしたい!というような言葉を耳にします。

しかし、私は「やりがいがある」ことと「楽しい」ことはイコールではないと思っています。

 

■目標へ向かうことにはやりがいがあっても、行動自体は苦行である

ライザップ。結果にコミットするジムとして有名ですよね。

理想的な体になることはやりがいがあることだと思います。目標・ゴールに向けて筋トレをがんばる。やりがい抜群です。

ですが、ジムでのトレーニング自体は楽しいでしょうか?

基本的には苦しいに決まっています。

ライザップのトレーニングはやりがいはあっても、楽しくはないのです。

 

かの野球選手、イチロー氏は習慣の鬼です。

特定の時間にトレーニングし、特定の時間に食事をし、特定の時間に就寝し…

小説家、村上春樹氏も習慣をとても大事にしています。

体調維持のためのランニング、小説の執筆。特定の時間に決めて、習慣としてこなしているそうです。

 

彼らにとって野球や小説を書くことはやりがいのあることでしょう。

ですが、そのための習慣化された生活に、楽しさはあるでしょうか?

成果を出すためのトレーニングや行動自体には、楽しさはない。

私はそう思っています。

 

やりがいは楽しさを与えるものではなく、トレーニングやスキルアップという地味な行動を継続するエネルギーをくれるものなのです。

 

■やりがいの本質

では、やりがいの本質とは何なのでしょうか?

やりがいとは、その行動の積み重ねで得られる成果が明確にわかっている、という状態なのだと思います。

 

例えば、早起き。

早起きは辛い。

二度寝したい。

でも、早起きを続けることが朝の時間を勉強に当ててスキルアップにつながる。

そのスキルアップが誰かの役に立つ。収入増につながる。

それがわかっているから、早起きをやりがいのあるものと感じて継続できるのです。

 

イチロー氏も、習慣の継続が試合での成果につながると明確に理解して続けていたのです。

村上春樹氏も、小説という成果を作るために辛くとも走ったり執筆を毎日行ったりするわけです。

 

仕事のやりがいも同じです。

一つひとつの行動は楽しくなくとも、その継続で得られるものが明確であれば、やりがいを感じることができるのです。

 

それは、スキルアップかもしれません。

誰にも代えられない、確固たる社内でのポジションを得ることかもしれません。

誰かの役に立つことなのかもしれません。

 

■習慣化も基本的には苦行

習慣も、定着するまでは苦しいものです。

読書や運動、勉強などなど…。定着すれば自然にできることも、定着するまでは継続にエネルギーが必要です。

成果を出すための、すべての行動を楽しくすることなどできません。

レーニング、苦行が過程には存在します。

 

やりがいは、それをこなすためのエネルギーをくれます。

習慣定着も、仕事へ前向きに取り組むことも、行動の積み重ねで得られるものを自分に認識させることで、やりがいが生まれます。

 

仕事を楽しみたい。私もそう思います。

一方で、全く成果の出ない、誰にも認められない仕事を楽しめる人はいないのではないでしょうか。

仕事に楽しみを見出すには、決して楽しいとは言えない、地味な行動やトレーニングの積み重ねによる成果が前提なのだと思います。

そして、そのための推進力がやりがいであり、得られる成果を明確にイメージすることなのです。

 

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★終わり★

小説:ヒーローの管理職 第14話 メンバーの管理の章1

マネジメントについての連続小説です。

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 北折要(きたおり かなめ)はとあるマンションの一室でノートパソコンに向かっていた。小さなテーブルに置かれたそのパソコンを使い、彼は何かをインターネットのコミュニティサイトに書き込み終えた。
 北折は異能犯罪者だ。歳は30歳。"テレポート"の異能を使って、盗みを働いていた。ちまたでは人間のテレポートは危険だ、などと言われているが、彼はためらうことなく自分をテレポートさせる。実際、今まで無事に生きてこれた。身につけていたものがテレポート後に無くなったりはしたが。
(これで、ネットで扇動された人々が動き出すだろう。一度、仲間と連絡を取ったほうが良さそうだな。)
 北折は1人、頭の中で考えを整理する。
 彼は"石"の存在を知っている。ある人物から聞いたのだ。
 彼は4年前、ネット上にコミュニティサイトを立ち上げ、"石"の存在を告げた。そして、その存在の証拠となり得る資料や、東京周辺でしか異能者が発言しないこと、東京から離れると能力が弱くなることなどから、状況証拠としての"石"の推察を書き続けていた。
 "石"の情報に関心を持つネットユーザーたちの目に止まり、次第にコミュニティの参加ユーザーは増えていった。興味本位の者もいるだろうが、数としては千を超えるユーザーが参加するコミュニティとなっている。その多くのユーザーは、"石"が存在し、ヒーローアソシエーションで保管されているということを、半ば事実として受け取っている。
 もちろん北折は目的があってコミュニティサイトを運営している。ヒーローアソシエーションから"石"を奪うためだ。そのために4年間、準備をしてきた。
 北折は食事をしようと思い、外へ出た。
 彼は犯罪者ではあるが、指名手配されているわけではないので、それなりに外を歩くことができる。"テレポート"で悪さをしつつも、普通の生活をしていた。
 遠くにヒーローアソシエーションのビルが見える。彼は異能犯罪者捕獲部隊の司令官に、最近着任した東條という男を思い浮かべた。東條は”異能者と非異能者が共存できる社会”を目指しているという。
「さて、どちらのビジョンが勝つか…。」
 彼はビルを眺めながら、つぶやいた。

 ***

 東條が着任し、半年が経った。
 異能犯罪者捕獲部隊の成果、評判は上々だ。
 特に、赤崎がチームでの連携を行うようになってからというもの、非異能者やヒーローの負傷は激減した。すなわち、異能犯罪者を安全に無力化できているということだ。赤崎に頼る部分は未だに大きいものの、東條は進歩を感じていた。
 隊員が提案してくれたプロジェクトも、3つは形になった。そのうちの一つである白川と桃地の”銃弾テレポート”は、既に実践で2度と使っていた。精度は上々だ。出動させていない白川の銃撃で現場を援護できるため、実用性も高い。

 組織運営はうまくいっている。だが、東條は不安を感じていた。
 2週間ほど前から、ヒーローアソシエーションへ異能者が攻撃を仕掛けてくることが増えた。
 ”悪夢の日”以降、”石”の存在が外部に漏れてからは、少ないながらもヒーローアソシエーションへの攻撃はあった。だが、2週間前からすでに3回の襲撃がある。これまでに比べ、あまりにも多い。
 捜査部隊がその原因を調べた結果、東條は”エノトス”というコミュニティサイトの存在を教えられた。その内容に感化されて異能者がヒーローアソシエーションを襲撃している可能性が高いとのことだ。
 東條もそのサイトへアクセスしてみた。サイトのコンテンツは、”石”の存在を明確に語る内容であった。中にはヒーローアソシエーション内の人間でしか知りえない内容も書かれている。内部犯なのだろうか。
 捜査部隊はサイトの持ち主を調べたが、サイトのIPアドレス、つまりはサイトの場所は何重にも隠蔽されており、突き止めることが困難であった。
 サイトにはタイトルにこう書かれている。
 "エノトス〈Enots〉''
 石〈Stone〉の逆読みだ。明らかにヒーローアソシエーションが保管する"石"を意識したものだろう。
 そのサイトに2週間前、下記のような内容が投稿された。

 ”石”を手に入れれば、とてつもない力が得られる。
 ”石”に近づけば近づくほど異能者は力を得る。
 不老不死でさえ夢じゃない。なんでも望みが叶うほどの力が欲しくないか?
 ヒーローアソシエーションは、その”石”の力を独占している。
 異能者の力を”石”で取り除く一方で、ヒーローたちだけが良い思いをしている。
 立ち上がろう同志たちよ。
 ”石”は私たちみんなのものだ。
 ヒーローアソシエーションから”石”を奪還しようではないか。

 そして、ヒーローアソシエーション内の”石”の保管場所が詳細に書かれた図が記載されている。その図は正しい情報で、ヒーローアソシエーションの関係者が内通しているのではないかと訝しんでしまう。
 だが、情報には誤りもある。”石”に近づいたところで、異能者の能力は強化されない。”石”から離れると能力は弱くなるが、ある程度まで近づくと、それ以上は能力の質や強さは変わらない。言うなれば、東京都内にいれば、”石”に近づこうが離れようが、能力の強さは変わらないのである。さらに、”石”は不老不死の力など与えてはくれない。勘違いしているのか、ヒーローアソシエーション襲撃を煽るためなのかは分からないが、完全なフェイクだ。
 なお、”石”の保管場所はヒーローアソシエーション地下、異能犯罪者捕獲部隊のいるフロアのさらに下にある。厳重に保管されており、”壁抜け”や”テレポート”などの異能者が万が一侵入しても、すぐにセンサーが反応してレーザーや銃による攻撃が加えられる。許可のあるものでなければ、近づくことすらできないのである。これまで”石”があるフロアに到達できた異能犯罪者は、西陣と、彼とともに襲撃した異能者たちしかいない。
 この書き込みがあってから、ヒーローアソシエーションへの異能者による襲撃が増えた。状況から考えると、このサイトのコミュニティに参加している異能者たちが、書き込まれた内容に扇動されているのだろう。

 日常的な出動要請に加え、ヒーローアソシエーション襲撃への対応が多くなったため、必然的に隊員の戦闘は多くなった。能力を使うことは心身に負担がかかる。さらに、戦闘時は通常よりもストレスがかかる状態であるため、能力の行使はより疲労が蓄積される。次第に、ヒーローたちに疲れが見え始めた。

 東條は自分のノートの"メンバーの管理"を眺めていた。

 2.メンバーの管理
  2-1.メンバーの要望/疲労状態の把握
  2-2.属人化の排除
  2-3.継続的な育成

 桃地が能力の使いすぎで入院したことがあってから、”メンバーの管理”の”2-1.メンバーの要望/疲労状態の把握”については意識をしていた。
 人間、疲労すると思考力が鈍るし、異能の力の精度も下がる。東條自身、忙殺された時期があるためそれは実感していた。
 今はチームとしての忙しさが増している。メンバーの疲労状況をより注意して確認すべきと考えた。
 那須賀から教わった”メンバーの管理”について東條は思い出す。

 ***

「”メンバーの管理”でまずすべきことは、何かわかるか?」
 那須賀が東條に聞いた。
「”メンバーの管理”ですから…メンバーのことを知ることでしょうか?」
「まぁ、正解だな。メンバーのことを知らないと、管理もできない。その通りだ。じゃあ、メンバーの何をを知ればいいと思う?」
「うーん、どんな性格か、とか、どんな異能かとか…」
「まぁ、それも正解だ。性格やそれぞれの置かれた状況、スキルそういうのは知るべきだ。でも、ちょっと当たり前すぎる。普段一緒に仕事をしていれば、性格やスキルは大体わかるもんだ。
 明確にマネージャーが知ろうとしないといけないことは、俺は”疲労状況”と”要望”だと思っている。
 メンバーが今の力で普通に働ける状態がプラスマイナスゼロの状態としよう。疲労状況を知ることは、いわば、メンバーがマイナスの状態ではないかを検知することだ。そして、要望を知ることは、メンバーがプラスへ向かうヒントを知ることだ。」
「マイナスを知るための”疲労状況”の把握と、プラスに向かうための”要望”の把握ですか。」
「そうだ。メンバーの疲労状況と要望は常に確認すべきだ。これらを確認するためには、二つの行動を意識するといい。
 一つは、メンバーと話す時間を作ること。
 もう一つはメンバーのことを考える時間を作ることだ。
 一週間に30分でもいいし、毎朝数分でもいい。メンバーと話す時間をとったほうがいい。そして、メンバーと話すことで疲労したメンバーへどう手当てすべきか、メンバーの要望をどうかなえてモチベーションを上げるべきか、考えるようになる。」
「メンバーと話し、メンバーのことを考える時間をとることが大切だと。」
「ああ。そして、俺が思うに、仕事が繁忙になったりトラブルが続いたり、そんなときには”疲労状況”の把握を特に気にかけたほうがいい。疲労すると思考力は鈍るし、イライラもしやすくなる。人に当たったりする者も出てくるし、チームワークが悪くなるんだ。メンバーが疲弊した状態で、無理やり物事を進めても、継続的な成果は出ない。疲労の原因となる忙しさに終わりが見えていれば、人間がんばれたりもする。だが、終わりが遠すぎたり、見えない状態では確実にいつかチームは崩壊する。だから、忙しい時ほど疲労は意識的に観察しないといけない。」
「疲れですか…。疲れているかどうか、確認するオススメの方法はありますか?」
「メンバーが疲れてきたしるしとして、一定の兆候がある。
 業務の品質が落ちる。些細なミスが増えたり、速度が遅くなったり。
 また、自分の業務を増やしたくなくて、保守的になってくる。協力しなくなり、人間関係が悪くなってくる。
 メンバーの業務品質が落ちてないか。
 保守的になっていないか。
 人間関係が悪くなっていないか。
 それらを気にしたほうがいい。
 そして、メンバーにそんな兆候が出だしたら、疲労している可能性が高い。」
「なるほど…。疲労の兆候があれば、もちろん対策が必要ですよね?」
「その通りだ。メンバーが疲労しているときにすべき事は、まずは仕事を減らすことだ。業務量を減らして回復を待つしかない。」
「でも、仕事を減らすってどうしたら…」
「言いたいことは分かる。減らしたくても減らせないよな。でも、減らさなければどんどんメンバーは疲労していき、いつか離脱する。その方がチームにとっては問題だろ。
 基本的に、業務量を減らすには2種類しかない。
 人を増やすか、業務を減らすかだ。
 だが、人を増やしても教育などのリードタイムがかかり、効果がでにくいこともある。
 まずは、仕事を減らすことを考えるべきだ。
 それが難しいなら、 仕事の負担を下げるしかない。品質を下げる、納期を伸ばす、他の担当にアサインする、等だ。
 チームが厳しい状態の時は、メンバーの疲労状況を把握し、状況に応じて仕事を減らして回復を待つんだ。」

 ***

 要望については暇を見つけて隊員に話しかけ、確認するようにしていた。どうなりたいのか、何を求めているのか。
 出動要請が増えてきたため、東條は同時に、疲労状態の確認を前よりも注視するようにした。
 そうして、赤崎が疲労していると再認識した。仕事のミスが多くなっている。具体的には、出動時の判断や攻撃の精度が明らかに下がっている。負傷も、まだ軽微ではあるが徐々に増えていた。
「俺は戦闘チームのかなめだと、自分でも理解しています。だから、少しの疲れでも出ますよ、俺。」
 赤崎としては不満を漏らさず、自分のヒーローとしてのビジョンを目指して頑張っている様子だ。だが、このまま赤崎に頼りすぎると赤崎を潰しかねない。
 東條は赤崎の出動の頻度を下げることにした。
 他の隊員では赤崎出動時よりも被害は多い。だが、このまま赤崎に無理をさせて大きな負傷があれば、その方がチームとしてのダメージが大きい。
 とはいえ、このままチームとしての負傷を増やし続けると、チーム全体の疲労がじわじわと広がっていくだけだ。悪化していく状況を止めるため、”2.メンバーの管理”の他の要素である”2‐2.属人化の排除”や”継続的な育成”に本腰を入れる必要性があると東條は考えていた。

★つづく★

 

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勉強、英語、ブログ、運動。定着したい習慣を身に付けるための3つの要素

みなさんこんにちは。

爽一郎です。

みなさんの人生に役立つ情報をお届けします。

 

習慣は毎日の時間を継続して未来に投資する行為です。

勉強、読書、運動、早寝早起きによる生活リズム。

全て、未来の自分をよりよくするための活動です。

 

良い習慣をつけたい。そんな思いはだれしもあるでしょう。

しかし、習慣は定着するまでは困難がつきまといます。

三日坊主という聞きなれすぎた言葉があるぐらいです。なかなか続かないものです。

そんな、習慣化を継続する基本的な原則について、今日はお伝えします。

 

■習慣化を形作る3つの要素

習慣化について、たくさんの本が出ています。

その中でも、チャールズ・デュヒッグ著の『習慣の力』という本は、脳科学の観点からの習慣に対する研究結果が書かれており、全米でベストセラーとなりました。

習慣化の分野においては一つのバイブルのように扱われています。

 

チャールズ・デュヒッグは習慣を生む方法として、下記のように述べています。

脳の中で起こっているこのプロセスは、3段階のループだ。第1段階は「きっかけ」で、これは脳に無意識で行うモードに切り替え、どの習慣を使うかを伝える「引き金」である。次が「ルーチン(きっかけに反応して起こる慣例的な行動や思考)」で、これは身体的なものだったり、脳や感情に関わるものだったりする。そして最後が「報酬」で、これはある具体的なループを、将来のために記憶に残すかどうか、脳が判断する役に立つ。

時間がたつにつれ、この「きっかけ→ルーチン→報酬」というループは、どんどん無意識に起こるようになる。きっかけと報酬が相互につながると、強力な期待や欲求が生まれる。やがて、そこに一つの習慣が生まれる

 

 

 要するに、習慣を定着するには下記の3つが必要ということです。

①きっかけ

 習慣とする行動を引き起こす引き金

②ルーチン

 きっかけで引き起こされる一連の行動

③報酬

 一連の行動で得られるメリット

 

私の習慣定着コーチとしての経験でも、この3つは習慣を形成する上でとても重要だと思っています。

デュヒッグの提唱した内容に、私の経験によるノウハウを加えたものを一つずつ説明しましょう。

 

①きかっけ

毎日決まった行動をするには、目印となるようなきっかけを決めておくほうが始めやすいし、忘れません。

パソコンが目に入ったらブログを書く。

21時のアラームが鳴ったら読書をする。

部屋に入ったら勉強をする。

XXをしたら〇〇をする。このXXがきかっけであり、〇〇が習慣にしたい行動です。

 

きっかけはエネルギーが全くいらない、自然に得られるものがよいです。

アラームだったり、部屋に入る、という行為だったり。

きっかけ自体にハードルがあると、そもそもそれをやろうと思えませんからね。

 

②ルーチン

きっかけをもとに行動する、一連の行動です。習慣としたい行動そのものと言えます。

習慣を始めた手の際は、このルーチンは徹底的にハードルを下げるのが良いです。

めんどくさい、と思わないレベルというべきでしょうか。

 

読書なら、いきなり1時間読むのは大変かもしれません。5ページとか、10分とか、めんどくさいな、と思わないレベルにするのです。

本の内容を容易にする、というのもよいでしょう。

ブログなら、いきなり毎日一つの記事を書く、というのは難しいかもしれません。

まずPCを開き、メモ帳を開き、一行書く。それなら面倒と思わずにできるかもしれません。

 

脳みそが面倒と感じると、①のきっかけを得ても何かと理由をつけてやらなくなってしまいます。

ルーチンは、ハードルを下げて取り組みましょう。

 

③報酬

このルーチンを続けたい!と脳みそに思わせること。それが報酬です。

行動で最も充実感を得られるもの、それは成長の実感かもしれません。

が、基本的には毎日の習慣で、毎度毎度成長を実感することは難しいでしょう。

 

そのため、習慣の報酬とは下記のようなものを意識すると良いです。

・この毎日が将来的に役立つというイメージ

・自分の伸びしろ(まだまだ成長できる、という実感)

・習慣を続けているという自己肯定感

 

これらを意識するだけで、簡単な習慣は身に付けることができます。

が、そうはいっても続けるにはそれぞれの個人にあった方法が、上記の原則に基づきながらも必要なのです。

 

そんな個人にあったコンサルティングが欲しいな。そう思われる方はLineからぜひ、ご相談ください。

 

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★終わり★