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脳を楽にする、という点ではテレビは優秀

こんにちは。

爽一郎です。

 

外出自粛生活で、家にいることが多くなり、テレビを見る時間も増えました。

テレビは、終わっていくコンテンツだと感じます。

ですが、コロナ自粛生活を続けていると、テレビの良い点が見えてきたなぁとも思います。

 

その良い点。

それは、考えなくても情報を与えてくれる、ということです。

 

■テレビはオワコンとは思う

私はテレビは、正直、あまり好きではありません。

好きな時間に好きなものを見られません。

リモコンでの操作も、正直面倒です。リモコンは家族共有ですから、どこにあるかしょっちゅう分からなくなりますし。

 

ただ、全録レコーダーでそれなりに好きな時間に見られるようにし、リモコンの代わりにAIスピーカーや赤外線リモコンで声やスマホで操作できるようにしました。

そうすると、テレビは案外使えるもの、にはなったと思います。

 

それでも、真剣に見るコンテンツはないなぁ、と思っています。

見たい映画がたまたま放送されたときぐらいでしょうか。

でも、そういうコンテンツについては、テレビよりもNetflixやAmazonPrimeのほうが遥かに優秀です。

 

以前、こんな記事を書きました。

bonzinkun.hatenablog.com

 

受動的なコンテンツ消費ではなく、能動的なコンテンツ消費の時代に少しずつ移行していきます。

Netflixアマゾンプライムビデオのような、コンテンツを選ぶ時代はすでに来ています。

いや、そもそもテレビだって、全録レコーダーというテレビをオンデマンド化する、テレビ局からすると構造をぶっ壊れさせるものが出ているのです。

 

テレビは垂れ流しのコンテンツで、見たいものが見られない。

テレビのような見たいものが見られない受動的なメディアは衰退し、能動的に選ぶネットコンテンツが主流になるのかな。

そんな風に思ったタイミングで書いた記事です。

実際、今でもテレビは別になくなっても生きていけるな、と私個人は思っています。

 

なのですが、家にいることが増えて、最近テレビを見るタイミングがぐぐっと増えました。

NetflixYoutubeなどのネットメディアも見るのですが、テレビを見る時間がネットメディアに比べてはるかに長いです。

というより、実際は見てはおらず、BGM的につけているだけですが。

 

そんな時間を過ごしているうちに、テレビの良さを感じました。

コンテンツを選ばず、適当に付けているだけでも、なんらかの情報が得られることです。

ようは、「選ぶ」ということに頭を使わなくても、電源を入れるだけでなんらかの情報が入って来るのです。

そこに、時事的に必要な情報が含まれています。

適当にチャンネルをつけているだけで、何かの情報が入る。

なんか、これはこれで楽だなぁと思ったのです。

 

■選ぶというエネルギーなしに情報をくれるのがテレビ

先ほども述べたように、私にとってテレビには「真剣に見るコンテンツがない」ものです。

とは言え、真剣に見なくてもなんらかのコンテンツが自動的に流れてくるものと言えます。

 

ネットコンテンツは、今のところスマホで選ばないと流れません。

スマホを眺めつつ、「何を見ようかな」と考えるエネルギーは必要です。

あまりにも適当に考えずに流すと、不快なコンテンツが流れることがありますから。

AIスピーカー「何か動画を流して」なんて言うと、ゴミみたいなYoutubeの動画が流れることも多々あります。

それに比べると、テレビのコンテンツは最低のものでも、Youtubeのゴミ動画のようなものはなく、最低限の品質が確保されたコンテンツではあります。

さすがテレビ局。

 

人間、選ぶこともなかなか負担に感じるのです。

 

マーケティングの世界で有名は人間の心理として、商品が多すぎると売れない、と言うのがあります。

伝説のマーケターと言われるアメリカのマーケターである、ジョセフ・シュガーマン氏。

彼はある企業の腕時計を広告にかける際、9種類あるラインナップから黒の1本だけを乗せることを提案しました。

企業の役員からは、9種類乗せたほうが良いに決まっている、という声が上がり、両方の広告を載せたのです。

結果、黒の1種類だけを乗せた広告のほうが、9種類乗せた広告に比べて3倍の売り上げとなりました。

シュガーマン氏はこう語っています。

 

消費者を混乱させるほどのたくさんの選択肢を与えると、消費者はしり込みして買わない。私には買わない理由が直感的に分かっていたのだ。

 商品が多ければ多いほど、お客は選ばなければならない。お客にとって選択することは必ずしも簡単なことではないのだ。

 

 

選ぶという脳への負担は、高価な時計の購入を左右するぐらいに人間にとって大きな要素なのです。

面倒なことは避けようとする。これは人間が生きていく上での本能なのですから。

 

だから、実際に能動的に選ぶネットコンテンツばかりになると、次第に選ぶことが面倒になり、メディアから遠ざかって情報取得量が細くなってしまうかもしれません。

選ぶことが面倒になって、同じようなコンテンツばかり見ると視野は狭くなるかもしれません。

その点、テレビはつければ、何かが流れる。

興味のないものも流れる。

真剣に見なくとも、何かの情報は入って来る。

 

私は適当に、とりあえず4チャンネルをつけます。

4チャンネルが好きなわけでもないです。ただただ、考えたくないので自分のデフォルトを4チャンネルとしているだけです。

そうするだけで、なにがしかの情報は流れてきます。

今の生活では、そんなものもあって良かったな、と思うのです。

 

今後、YoutubeNetflixなどのネットコンテンツは選んで真剣に見るコンテンツとなり、テレビは考えず見られる垂れ流しコンテンツとなるのかもしれません。

少なくとも、今の私にとってはそうなっています。

(私の妻は、テレビも真剣に見るコンテンツだと主張はしておりますが…)

 

もちろん、ネット側にも考えなくて良い垂れ流し手法が出てきたなら、テレビの良い点がまた一つなくなるのかもしれません。

ですが、まだ今は最も簡単で脳に優しいメディアの選択肢は、テレビをとにかくつける、なのです。

 

 

★終わり★