凡人が成果を出すための習慣

残業ゼロで成果を出すには、どうしましょうか?

やりたいことが見つからないのは、見つけ方を知らないから

みなさんこんにちは。


みなさんの人生に役立つ情報をお届けします。

 

コーチングをしていると、「自分のやりたいことが見つからない」とか「目標がない」ということで悩んでいる人から相談を受けることがあります。

好きなことを仕事にしている人は、確かに存在します。

人生の目標に向かって突き進んでいる人も、確かに存在します。

一方で、「好きなこと」自体が分からずにやりたいことや人生のゴールが分からないまま日々を過ごしているも存在します。

むしろ、そういう人の割合のほうが多いのではないか、と私は思っています。

 

そんな「やりたいこと」や「なりたい自分」を見つけるというのは、一つのスキルなのではないかと、最近思うようになりました。

 

■何かを学ぶときは、学習方法を探すところから始まる

英語が話せるようになるために、英会話学習をするときのことを想像してみましょう。

何も知識がない状態では、どうやって英会話を上達させるのが良いのか、分かりません。

初めは、なんとなく、海外に行けばよいとか、英会話学校に行けばよいとか、そんなぼんやりしたことだけが分かっている状態かもしれません。

が、私の知る限り、英語が話せるようになった人の多くは、英会話の学習方法を覚えて、それを地道に実践しています。

本で英語の学習方法を学ぶ。英語を話せるようになった人から、学習方法を学ぶ。

言語の学習というのは毎日の積み重ねです。自分のライフスタイルに合わせた学習方法を選ぶ必要があります。

みな、自分に合った学習方法を定着させ、着実に英語力を磨いていったのです。

学校教育のように同じ方法を教わるということはありますが、自分に合った勉強の仕方、というものを工夫した人ほど成績が上がるのではないでしょうか。

 

これは、自分なりの学習方法を見つける、という一種の探索スキルだと私は思っています。

 

■やりたいことを探す、というスキル

私は、相談相手から次のような言葉を聞くことがあります。

 

「仕事でやりがいを持ちたい。でも、本を読んでも”やりたいことを持て、考えろ”ということばかりが書かれている。

 やりたいことと言われても、思いつかない。」

 

好きなことを仕事に、という言葉はよく本にも書かれていますし、実際、幸せに生きるためにはそれが一つの目指すによい目標だと私は思います。

好きなことを仕事にしている人にどんな印象を持っているでしょうか?

湧き出てきたやりたいことに向けて、突き進んでいるイメージでしょうか?

そういう人もいるでしょう。天啓のようにやりたいことが降ってきた人もいるかもしれません。

ですが、ほとんどの人にとって、やりたいことは天啓のように現れるわけではありません。

セミナーなどでお会いする好きなことを仕事にしている起業家の多くも、ある日突然天啓が来たわけではなく、一生懸命やりたいことを考えて企業をしたように、話を聞いて思います。

 

彼らがどう一生懸命考えたのか?

それが、一つのスキルを使った結果なのです。

自分に合った英語学習を見つけるスキルと同様に、やりたいことを見つける、という探索スキルが存在するのです。

そして、そのスキルを身に付ける方法が分からないゆえに、みなやりたいことが見つからないのです。

 

ですが、どうすればやりたいことが見つかるのかは、明確には誰も教えてくれません。

英語学習と同じで、人それぞれによってあったやり方が異なるからです。

しかも、英語学習よりもスキルとしてはぼんやりしていて、明確なベストプラクティスが分かりにくいのです。

 

やりたいことを見つけるには、その探索スキル身に付ける必要があります。

 

■スキルを身に付けるには?

そんなわけで、私が思う、やりたいことを見つけるスキルの身に付け方をお伝えします。
 
<方法1:読書>

一つは、本を読むことです。

「やりたいことを見つけろ」とだけ語る本もありますが、やりたいことを見つける方法、について言及している本もあります。

もちろん、その方法が自分に必ず当てはまるわけではありません。

ですが、読んで、試す。それがこのスキルを磨く方法なのです。

 

いくつか、私が読んだ中でスキル磨きに役立ちそうな本をご紹介いたします。

どれも、難解なものはなく、読みやすい本です。

 

仕事は楽しいかね? 

 デイル・ドーテン (著), 野津智子 (翻訳)

2001年に発売された本ながら、未だに売れ続けている本です。

自己啓発本としては、最も有名な本の部類に入ります。

日々、新しい自分になるために試す、ということの重要性を小説形式で記載した本です。

やりたいことを見つけるため、日々新しくできることを探す、そんな気持ちになれるかもしれません。

 

・あなたに成功をもたらす人生の選択

 オグ マンディーノ  (著), 坂本 貢一 (翻訳)

米国の、世界で最も多くの読者を持つ自己啓発書作家と言われているオグ・マンディーノの小説。

自分の人生を自分でコントロールしているか?そんな投げかけが本格的な物語を通じて伝わってきます。

 

・このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

 北野 唯我  (著)

煽ったようなタイトルですが、転職するしないに関わらない内容が多く含まれています。これも小説形式で読みやすい本です。

好きなことを仕事にしている人が1%。残りの99%は今の仕事のなかでやりがいを見つけるのがよい、という発想で書かれています。

その99%の人へ向けた本の内容となっています。

 

・女性が管理職になったら読む本 ―「キャリア」と「自分らしさ」を両立させる方法

 ギンカ・トーゲル (著), 小崎 亜依子 (翻訳), 林 寿和 (翻訳)

「女性が」とタイトルについてはいますが、男性が読んでもためになる本です。

私は男ですし。

みなが求める管理職像ではなく、自分でロールモデルというものを描く重要性と、方法について書かれています。

 

・モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書

 尾原和啓  (著)

いっとき、Amazonでランキング1位になっていた本です。

ダイレクトに、モチベーションを得る方法を書いています。

目新しい!という内容はないですが、何から考えたらよいか…という人には好いかと思います。

 

先ほども述べましたが、本に書いてあることが自分にあっているかは、試してみないことには分かりません。

私が紹介した本はほんの一例で、ネットで「やりたいこと 本」などと検索すると、本が出てきます。

とにかく、情報をインプットして実践してみることが、自分にあったやりたいことの探し方スキルの獲得につながります。

 

<方法2:書く習慣>

もう一つ、本を読む以外に私が良いと思うやりたいこと探索スキルを上げる方法があります。

次のような、書く習慣を身に付けることです。

・単純に、今、やりたいことを書きます。10個以上書きます。

・できそうなことを決め、具体的な行動を書きます。

・生活の中で実践します。

・やった結果を振り返り、感想や得られた感情を書きます。

・踏まえたうえで、再びやりたいことを書きます。

その繰り返しを続けていきます。

少しづつ、行動を通じて自分のやりたいこと、というものが明確になっていくはずです。

 

 

やりたいことを探す、ということは一種のスキルです。

やり方が分からないだけ。だから、今やりたいことが見つかっていないとしても、問題ありません。

やり方を知ればよいのです。ただただ、探し方を知り、試せばよいのです。

そのスキルアップには、読書や書くことの習慣化が有効です。

何せ、読書は情報のインプットであり、書くことは振り返りや情報のアウトプットになります。

インプットしてアウトプットすれば、人は成長できるものです。



 

★終わり★