凡人が成果を出すための習慣

残業ゼロで成果を出すには、どうしましょうか?

やりがいは仕事を楽しくするものではない。苦行をこなすエネルギーを与えるものだ

みなさんこんにちは。

爽一郎です。

みなさんの人生に役立つ情報をお届けします。

 

やりがいを得ても、仕事は楽しくなりません。

ですが、やりがいは前に進む推進力を与えてくれます。

今日はやりがいと楽しさの関係についてお伝えします。

 

■やりがいがある=楽しい ではない

私はたまに、「仕事にやりがいを感じていますか?」という質問を受けることがあります。

やりがいを導き出すようなコーチングをしてると、クライアントから逆に聞かれることもあるのです。

そんなときの私の回答はYesです。

人を育てることが好きなので、マネジメントやコーチングは性に合っています。

 

似たような質問で「仕事は楽しいですか?」と聞かれることもあります。

この質問に対しては、必ずしもYesではありません。嫌な仕事もあります。

 

よく、楽しく仕事をしたいから、やりがいのあることがしたい!というような言葉を耳にします。

しかし、私は「やりがいがある」ことと「楽しい」ことはイコールではないと思っています。

 

■目標へ向かうことにはやりがいがあっても、行動自体は苦行である

ライザップ。結果にコミットするジムとして有名ですよね。

理想的な体になることはやりがいがあることだと思います。目標・ゴールに向けて筋トレをがんばる。やりがい抜群です。

ですが、ジムでのトレーニング自体は楽しいでしょうか?

基本的には苦しいに決まっています。

ライザップのトレーニングはやりがいはあっても、楽しくはないのです。

 

かの野球選手、イチロー氏は習慣の鬼です。

特定の時間にトレーニングし、特定の時間に食事をし、特定の時間に就寝し…

小説家、村上春樹氏も習慣をとても大事にしています。

体調維持のためのランニング、小説の執筆。特定の時間に決めて、習慣としてこなしているそうです。

 

彼らにとって野球や小説を書くことはやりがいのあることでしょう。

ですが、そのための習慣化された生活に、楽しさはあるでしょうか?

成果を出すためのトレーニングや行動自体には、楽しさはない。

私はそう思っています。

 

やりがいは楽しさを与えるものではなく、トレーニングやスキルアップという地味な行動を継続するエネルギーをくれるものなのです。

 

■やりがいの本質

では、やりがいの本質とは何なのでしょうか?

やりがいとは、その行動の積み重ねで得られる成果が明確にわかっている、という状態なのだと思います。

 

例えば、早起き。

早起きは辛い。

二度寝したい。

でも、早起きを続けることが朝の時間を勉強に当ててスキルアップにつながる。

そのスキルアップが誰かの役に立つ。収入増につながる。

それがわかっているから、早起きをやりがいのあるものと感じて継続できるのです。

 

イチロー氏も、習慣の継続が試合での成果につながると明確に理解して続けていたのです。

村上春樹氏も、小説という成果を作るために辛くとも走ったり執筆を毎日行ったりするわけです。

 

仕事のやりがいも同じです。

一つひとつの行動は楽しくなくとも、その継続で得られるものが明確であれば、やりがいを感じることができるのです。

 

それは、スキルアップかもしれません。

誰にも代えられない、確固たる社内でのポジションを得ることかもしれません。

誰かの役に立つことなのかもしれません。

 

■習慣化も基本的には苦行

習慣も、定着するまでは苦しいものです。

読書や運動、勉強などなど…。定着すれば自然にできることも、定着するまでは継続にエネルギーが必要です。

成果を出すための、すべての行動を楽しくすることなどできません。

レーニング、苦行が過程には存在します。

 

やりがいは、それをこなすためのエネルギーをくれます。

習慣定着も、仕事へ前向きに取り組むことも、行動の積み重ねで得られるものを自分に認識させることで、やりがいが生まれます。

 

仕事を楽しみたい。私もそう思います。

一方で、全く成果の出ない、誰にも認められない仕事を楽しめる人はいないのではないでしょうか。

仕事に楽しみを見出すには、決して楽しいとは言えない、地味な行動やトレーニングの積み重ねによる成果が前提なのだと思います。

そして、そのための推進力がやりがいであり、得られる成果を明確にイメージすることなのです。

 


★終わり★