凡人が成果を出すための習慣

残業ゼロで成果を出すには、どうしましょうか?

プレーヤーがしたいのにマネージャー業務をしている人へ

みなさんこんにちは。


みなさんの人生に役立つ情報をお届けします。

 

ちまたではマネージャーになんてなりたくないなぁ、という声が多く聞こえます。

ずっとプレーヤーでいたい。

なんかマネージャーって面倒くさくて嫌な仕事ばっかりやってそう。

それに反旗を翻すのが今回の内容です。

 

■みんなマネジメントを少しはやることになる

マネージャーとは役職の話ではなく、マネジメント業務をする人という視点で話をします。

たとえ小さくとも、チームで仕事をしていればリーダーとかマネージャーとか言われる役割があてがわれます。

それは役職としてのマネージャーでなくとも、マネジメントする立場にはなりうるということです。

管理業務なんてしなくない…そう思っていても、年次があがるとどうしても発生するものです。

(なお、リーダーとマネージャーは違いはありますが、今日はまとめて「マネジメントする人」として語ります。)

 

■みんな、プレーヤーでいたい

多くの企業では、プレーヤーとして優秀な成績をおさめた人がマネージャーになります。

そんなプレーヤーたちにとっては、マネージャーになるとめんどくさい調整だとか、部下の仕事を見る、というような具体的には良くわからない仕事をさせられるとみなが思っているように私は感じます。

 

実際、厚生労働省の出した『平成30年版 労働経済の分析 -働き方の多様化に応じた人材育成の在り方について-』によると、

管理職以上に昇進したい人は38.9%、管理職に昇進したいと思わない人は61.1%です。

 

https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/roudou/18/dl/18-1-2-3_03.pdf

 

よくわからないマネージャーの仕事よりも、具体的で分かりやすいプレーヤーとしての仕事をしたいと思うのは当然でしょう。

マネージャーに任命された人たちは、今までのプレーヤーとしての働きかたが抜けないし、そとそもプレーヤーでいたいと思ってしまうのです。

なにせ、マネージャーの仕事がよくわからないのだから。

ですが、マネージャーの仕事とは、言い表せば非常に単純です。

 

「組織で成果を出すこと」

 

ようするに、

・メンバーに成果を出してもらうこと

・そのためにより良い組織を作ること

それらをする人がマネージャーなのです。

 

プレーヤーの意識のまま変わらずにマネージャーをすれば、メンバーはいずれ成果の出し方がわからず、疲弊します。

そして、私達のことを気にかけてくれているんだろうか?と思って不信感を抱きます。

一部の優秀なメンバーは勝手に成果を出すかもしれません。でも、そんな人は一握りです。

そんな、プレーヤーのままマネージャーをする人が多い故に弊害が起き、周りから見ると「マネージャーってなんか大変そう」になるわけです。

私も技術一辺倒のころは、マネージャーは面白くない業務をしてる人に見え、なりたいとも思いませんでした。

 

■私がマネージャーになろうとした話

最近、私は周りから変わったと言われます。

話しかけやすくなった、雰囲気が優しくなった、協力的な感じがするなど、嬉しいことにポジティブな印象になったようです。

自分が周りから見て変わったと言われる根本的な理由は、私が「マネージャーになろうとした」からだと思うのです。

 

「マネージャーになろうとした」とは、役職的にマネージャーを狙ったという話ではなく、チームを率いて、チームメンバーに成果を上げてもらうことに時間を割くようになったということです。

イメージしやすくするため、「マネージャーになろうとした」をもう少し具体的な行動に訳しましょう。

 

・メンバーとの信頼関係を築くことに傾注した

 マネジメントの時間を明確にとり、メンバーと話をする

 普段も、雑談する

 話を遮らない、否定しない、積極的に聞き、尊重する

 

・メンバーの成長を促すスキルを磨いた

 コーチング、自分の知識をわかりやすく伝えるための言語化、伝えるスキル

 

そういったことをしました。

こう書いてみると、人としての基本的な行動ができてなかったので直そうとしたという部分もありますね。(話を遮らない、とか)

チームとして成果を出せる状態にならないと、自分の仕事は増えるし、メンバーも評価されずに皆の努力が報われないと思い、私はそんな行動に出ました。

 

チーム内でそんなことをしていると、チーム外での私の振る舞いも変わるのでしょう。

それが「私が変わった」と周りに思わせた理由なんだと思います。

 

私は、運が良いことにマネジメントというものが好きなようです。

人に成果を出してもらうために、信頼関係を築き、育成する。

人に成長してもらい、成果をだしてもらえることが楽しいのです。

成長意欲のない人のマネジメントは辛いときもあります。が、コーチングして掘り下げると成長意欲が現れることも、またあります。

そのため、私はプレーヤーから、マネージャーになろうとしました。

 

そして、なろうとしてみて思いました。

人々と信頼関係を築き、成長させることを通じて自分のマネージャーとしての成長を味わいながら生きていくのは楽しいものだと。

 

プレーヤーが人気なのは、今の状況としては良くわかります。私もそうでしたし、そう思ってもしかたがないでしょう。

が、人との関わり合いが好きならば。絶対にマネージャーという職種も楽しく思える。

私のように、周りからの印象も変わり、人生にとってプラスに働く。

マネージャーとは、そんな魅力的な職種だと私は感じています。

 

 

★終わり★