こんにちは。
爽一郎です。
緊急事態宣言が出ました。
そんな中でも経済を止めない方法であるのが、テレワーク。家で仕事するってやつですね。
ITの力で、ひと昔前は難しかった遠隔での会議や資料のやり取りも簡単にできるようになりましたね。
コロナ対策として、ずずんと増えたテレワーク。
今後も一つの働き方として成長していくことでしょう。
で、私も御多分に漏れずテレワークが増えました。
テレワークをしていて感じたことがあります。
ずっとテレワークだと、鬱になるかも、と。
これは、簡単に言えば「雑談しづらい…」に集約されます。
■テレワークでストレス溜まることも
3日連続でテレワークした週がありました。
正直、テレワークは好きです。
通勤時間が無くなるので、朝の時間もゆとりがある。着替えなくてもよいので、ラフな服で仕事できる。
仕事が終わればすぐに家の生活に戻れるので、子供を風呂に入れたり遊んだりできますし。
テレワークができる日は
「やったー、ラッキーじゃん」
なんて思っていました。
が、3日連続でテレワークをしていた時のこと。
3日目の夜に思いました。
「出社したい…」
自分がおかしくなったのかと思いました。
おうち大好きなのに。
なぜだろう?なんて考えてみました。
結果として分かったことは、仕事のストレスが逆にたまるということです。
すなわち、仕事のストレスが発散しづらい。
というのは、雑談ができないことに起因しています。
■テレワークは感情のやりとりがし辛く感じる
テレワークは必然的に、メールやチャットによるやりとりが増えます。
普段はちょっと話すだけで終わるコミュニケーションも、文字でのやり取りが増えます。
普通に考えれば、チャットなどの非同期コミュニケーションのほうが、直接話すことに比べたら双方の時間を同時に拘束しません。
お互いに時間を効率的に使える、効率のあがるコミュニケーション方法なのだと思います。
が、よく私は業務コミュニケーションの合間に雑談を挟みます。
会議の場で良く言われる、アイスブレイクというやつでしょうか。
コミュニケーションというものは、情報の交換以外にも、感情の交換も行います。
知能労働においては、人の感情は成果を左右するため、チームでの仕事で人の感情を無視することはできません。
よって、私はチームメンバーの状況と言うのは直接目で見てコミュニケーションして把握したいというのがあります。
が、今回私が受けたストレスはメンバーの感情を把握できないから、というリーダーっぽいかっこいい理由ではありません。
逆に、私の感情を伝えられないことにありました。
私は自分の感情も良く伝えます。
仕事ではたびたびストレスフルなことが起こりますから。
そんな出来事を「いやぁ、こんなことがあってさぁ…」と同僚や上司や部下に話すわけです。
相手がうざがっている可能性はさておいて…。
人は共感されることを望みます。
今、『ストレスゼロの生き方』という本が売れています。
この本が売れている理由は、共感してくれる本だからだと、私は思っています。
内容を、一部紹介します。
『生きていると、理不尽な理由でなぜか自分が怒られたり責められたりすることがある。たまたま上司の機嫌が悪いとか、運悪くクレーマーに遭遇してしまったとか、そういう理不尽な出来事が起こるのは珍しいことじゃない。 そういうときは気にしないことが一番だ。 もうね、交通事故に遭ったとでも思って開き直るしかない。何をどう考えても自分に非がないと思えるなら堂々と開き直りゃいい。』
『夢がなくて苦しんでいるそこのあなた、安心してよ。夢なんて無理に持たなくてもいいし急いで探さなくてもいい。』
どうでしょう。誰かに、自分にかけて欲しい言葉ではないでしょうか。
この本は、力強い文調で「今の自分を肯定する」ということを後押ししてくれます。
共感し、こうで良いんだ、と言ってくれる。
そんな本だから、売れているしアマゾンのレビューもやけに高いのではないかと思います。
■共感してもらう、する機会が減るとしんどい
共感力が大事なのは、人に感情に寄り添って、信頼関係をはぐくむことができるからです。
以前、共感力と信頼関係についてこんな記事を書きました。
『チームとしての成果を出すための条件が心理的安全性や信頼関係であるならば、それを醸造する能力を企業は欲しているはずです。
対人関係において、意思疎通を促進するための信頼感を醸造する。そんな言動を行えること、これがコミュニケーション能力なのだと、私は思っています。
この信頼感を醸造する力は「相手のことを考える」ことが必要となります。
相手の気持ちになって、相手を知ろうとしないと信頼関係なんて築けません。』
この記事で言っていることは、共感することが信頼関係を築くことになる、ということです。
雑談と言う共感できる機会が減ったことで、信頼関係が揺るがないか心配になっているのかもしれません。
いや、それよりも私は雑談によって共感を求め、安心を得ることでストレスを発散していたのでしょう。
テレワークでそんな共感される機会が減ったこと。
これがストレスを増やしていたようです。
相手によってはうざがられるだろうストレス発散方法なので、ここはなにか対策打たねば…なんて思っています。
とはいえ、今時点で言えることは、テレワークでも雑談することができれば、きっと私はずっとテレワークを行うことができるかもしれません。
が、やっぱりチームを運営する上での成果は下がりそうだなぁ、なんて思うのです。
直接会って感情をやり取りするというのは、まだテレワークで完全に代替できる気が…まだしないのです。
★終わり★