みなさんこんにちは。
みなさんの人生に役立つ情報をお届けします。
私は子供の頃はテレビゲームばかりしていました。
ロックマンXというスーパーファミコンのアクションゲームでは、敵の出てくる位置まで覚えるレベルでゲームをしていました。
めちゃくちゃ楽しかったです。
そんな、ゲームのことを考えていたら、仕事の目的の話につながりました。
今日はそんな話です。
■ゲームの目的って何だろう
今でもゲームは好きなのですが、ゲーム好きと書きながら、すっかりプレイしなくなりました。
ゲームをしなくなった理由はいろいろとあります。
子供が生まれたり、読書や書く習慣を初め足りで時間が取れなくなったということ。
年齢と共にゲームを難しく感じるようになり、途中で投げ出すことが多くなったということ。
まぁ、情熱がなくなったのかもしれません。昔はゲームをすること自体が楽しくて、それが目的でした。
今ではストーリーや映像を楽しみたい、という気持ちが強いです。
非日常を感じられますからね。
で、ストーリーや映像を楽しむだけなら、YouTubeで誰かが上げたプレイ動画を見れば事足りてしまいます。
自分がプレイすると途中で投げ出してしまうような難しいゲームでも、YouTubeならみんなすいすいプレイしてくれます。
自分がプレイするよりも短い時間で、見たいものは見られる。
なんかもう、私のゲームの目的を達成するにはゲームをしなくてもすむという状態。
そんなゲームをしなくなった私ですが、1年ほど前まではスマホゲームをしていました。
ですが、やらされ感を感じてやめてしまいました。
スマホゲームはストーリーを楽しむものではなさそうで、ストーリーや映像を楽しみたい私には合わなかったようです。
映像がきれいなゲームもありますが、スマホゲームは同じような内容の繰り返しなので、何度も同じシーンを見ることになり、飽きます。
では、みんな何を目的にスマホゲームをしているのでしょうか?
ゲームによってはお色気イラストで釣っているものもあります。それが目的の人もいるでしょう。暇つぶしに短い時間でちょっとやってるという人もいるでしょう。
が、コアゲーマーに焦点を当てると、ゲーム内のポジションを得るためだと私は思っています。
友達にいいねをもらいたい。すごいねと言われたい。頼りにされたい。
承認欲求と言ってもよいかもしれません。
それを求めてゲームをしているように思えます。
実際、報道番組の特集でゲーム依存症の患者はそんなことを語っていました。
『知り合いから「またレベル上がったじゃん」と声をかけてもらったり
「きょう何時間育成(ゲーム)しているの」と聞かれたときに
「朝からずっとやって夜までやっていると」と言うと
「さすが」と言われるので、そういうのがうれしくてずっと続けているときもありますね』
※関西テレビ 報道ランナー 2019/8/13 放送内容より引用
この患者はスマホゲームではなくオンラインゲームをしている人でしたが、人とつながっているゲームとしては似たジャンルと言えるでしょう。
昔はゲームとは一人でやるものでした。複数人でやるものも、顔を突き合わせて何人かで同じ場所でやるものでした。
ですが、スマホゲームやオンラインゲームは無数の人とつながっています。
多くの人から、自分の居場所を承認してもらえます。
今ではストーリーを楽しむゲームは市場として細くなり、ポジションを得るためのゲームが幅を利かせています。
■ポジションを求めて仕事をする
いつまでゲームの話をしているのかとツッコミが聞こえたので、そろそろ仕事の話に置き換えてみましょう。
仕事でも、ポジションを得るために働きたいという人は多いです。
このポジションは地位という意味ではありません。人から必要とされる、確固たる地位が欲しいということです。
それが高い地位である必要はなく、自分が周りから認められる居場所という意味です。
あの人はあのシステムの第一人者だ。あの人はプロジェクトを補佐する役割として有能だ。
そういった自分なりの組織内でのポジションを欲しているように思います。
昔は金がモチベーションでした。
それが昔のゲームで言うストーリーだったのかもしれません。
ですが、ストーリーはプレイしなくても動画でも追えるようになりました。
生活において、金は基本的に必要十分を得ることができるようになました。金が仕事のモチベーションにはなりえなくなったのです。
ゲームの中でポジションを得るためにプレイをしていることと同様、みな仕事の中に自分の居場所を探しているのです。
ベストセラー『転職の思考法』で下記のような記載があります。
『・人間には、「何をするか」に重きをおくto do型の人間と、「どんな人でありたいか、どんな状態でありたいか」を重視するbeing型の人間がいる
・99%の人間はbeing型である。だから、「心からやりたいこと」が無くても悲観する必要はまったくない』
99%の人は、仕事の中に自分の居場所、つまり自分が認められる状態を見つけることでやりがいを得られるということです。
スマホゲームもオンラインゲームも、自分が周りから認められる状態を得るために、プレイにいそしむ人がいるわけです。
■それでも、仕事自体を楽しめるように目指したい
ゲームはしなくなってしまいました。ですが、子供の頃はプレイすること自体が楽しいと感じてゲームをしていました。
スマホゲームのように時にやらされ感を感じることもなく、子供の頃はずっとやりたくてゲームをしていたのです。
その時が、最もゲームにのめりこんだ時代です。
最もゲームが楽しかったと思える時期です。
仕事でも、業務内容を好きでやる。それが一番仕事にのめりこめるのだと思います。
『転職の思考法』は1%の人だけがそれを重視する人と述べています。
1%かもしれない。でも、その1%が最も楽しく仕事というゲームをしているのです。
自分は1%の人間ではない。そんな風に思っている人が多いかもしれません。
ですが、楽しめることを探す、という試みを、一度はしてみてほしい。
そうすれば、自分が1%の人間であると気が付くこともあるのではないかと思います。
次の記事では、その「やりたいことの探し方」について書こうと思います。
★終わり★