みなさんこんにちは。
爽一郎です。
私は月に5冊ほど本を読んでいます。
本のページ数によって冊数は変わるのですが、決して速読ではないので平均5冊程度で精一杯で。
が、かれこれ2年ほど継続しています。
だいたいビジネス本か自己啓発本です。
本には、先人の知恵が詰まっています。誰かが研究したこと。誰かが一生懸命考えたこと。
そんな本を読むことは、非常に費用対効果の高い勉強方法だと思っています。
読書は良いもの。多くの人はそう思っていることでしょう。
でも、なかなか習慣にできないなぁ、なんて人もいるのでは。
そんな方のために、私の経験を振り返り、読書を習慣化する方法について少し書きたいと思います。
自己啓発本の習慣化について、です。
■まず必要なのは、本を成長に使えるか?という視点
私は、本を読むことは好きではありませんでした。
漫画はよく読んでいましたが、文字だけの本は嫌いでした。
たまにライトノベルなんかは読んでいたましたが、こと、仕事のためになりそうな自己啓発本となると、非常にページの進みが遅かったのです。
というより、ほとんど読めませんでした。
面白さを感じなかったのです。
なんとか読み終えたことがあったとしても、知識を得た気になって、それっきり。その本の知識なんて時間を待たずに忘れてしまうのでした。
それは、自己啓発本で知識を得ても、自分の世界に還元していなかったことに他なりません。
私は人が成長するには下記の三つが必要だと思っています。
①知識への欲求
②知識の獲得
③知識の実践
「②知識の獲得」を満たすためには、簡単に言えば勉強が必要です。
そして、最も価格的にも時間的にも簡単な勉強は、読書でしょう。
つまりは、「②知識の獲得」として本で得たものを「③知識の実践」を通じて自分の成長として感じられるか否か。
それが、読書が続くかどうかのポイントなのではないかと思っています。
なお、「①知識への欲求」がない人は、不満のない人生を送れていると思うので、成長のための読書は不要かもしれません。
■3段階の読書レベル
これまでの読書習慣化経験を振り返ると、次の3つのレベルがあったように思います。
レベル1 知識を得ることが役に立つ、と自分に認識させる
レベル2 いろいろな本の知識をつなぎ合わせ、自分の思考を深めることを楽しむ
レベル3 本を読まないと、落ち着かない状態になる
一つずつ説明します。
本は読めないと意味がないです。
また、読んだ内容が自分を変えてくれたという実感がないと、本が役立ったと思えません。
つまり、読める本で、かつその知識が自分に役立ったと思えることができれば、次の読書意欲に繋がります。
それを踏まえたうえで、大事なのは、下記の2つです。
・自分でも読めるかも、という容易さの本を選ぶこと。読みやすい本として、もしドラや、漫画でわかる、で入ると良い
・自分が興味のある分野の本を選ぶこと。自己啓発の場合は、今まさに困っている問題の解決に繋がりそうな本を選ぶ
上記の読書を繰り返し、本が役に立つということを自分に認識させることが重要です。
私はある時から、本の知識を現実世界で試すようになりました。
まさに先の「③知識の実践」を行ったわけです。
仕事で困難にぶつかったがゆえに、それを打開するために本の知識を実生活で使う必要がありました。
ちなみにその時は、上司へのプレゼンでうまく承認が取れないことでした。
とにかく、説明の根拠をもっとうまく説明できるようになりたくてロジカルシンキングの本を読んだのです。
そして、本で得たロジカルシンキングの方法を元に作った説明資料で上司に説明すると、それまでよりも上司の反応がよくなったと実感しました。
そこから、本で得た知識は自分の世界を変えること役立つと認識したのです。これはレベル1の出来事でした。
本を複数読んでいると、これまで得た知識によって、他の本の知識と相乗効果を及ぼすことがあります。
私が、自己啓発系の本を読む時に思うことがあります。
それぞれの本は全く別の人が書いた別の内容でも、考え方がリンクしていることが多いのです。
あたかも、一つの作品のスピンオフストーリーがそれぞれの本に描かれているかのごとく。
例を上げましょう。
『転職の思考法』という本に、99%の人は好きなことを仕事にするのは困難という旨が書かれています。
また、『仕事ができる人はなぜモチベーションにこだわらないのか』という本では、好きなことを仕事にするというモチベーション向上よりも、モチベーションに左右されない習慣化やルーティーンが大事と主張しています。
上記二つの本は、好きなことを仕事にするような1%の人の生き方ではなく、99%として頑張る方法を述べているわけです。
一方で、その1%になる大切さを『モチベーション革命』という本やホリエモンの本は述べています。
(あくまで私の感想としてですが)
同じ題材、同種のジャンルの本を複数読んでいると、その大きなストーリー、世界観が見えてきます。
上の例ならば、「仕事へのモチベーション」というストーリーについて、スピンオフ作品が書かれた本がたくさんあるわけです。
この、多読による大きなストーリーを掴み、知識の相乗効果を得ることが、レベル2です。
読書が断然楽しくなります。
これは、習慣化ができた状態です。
脳は変化を嫌うので、読書がいつも通りの行動になると、もうやめることができなくなります。
歯磨きと同じです。
本をインプットする事で、成長している自分に安心感を抱きます。
本にあるポジティブなインプットにより、やる気を回復します。
もはや、読まないと気持ち悪くなります。
今の私はこの状態です。
本を読まないと落ち着かないのです。
まぁ、この一種の軽い依存状態になっている状態を良くないと思う人もいるかもしれませんが、読書が続けられるという点ではよいものだと私は思っています。
読書は良いものです。
世の中の成功者と呼ばれる人たちは、大半が読書を習慣化している人々です。
良質な情報を手軽にインプットできる。それが読書の良いところです。
★終わり★