凡人が成果を出すための習慣

残業ゼロで成果を出すには、どうしましょうか?

生産性を上げることは、幸せに近づくこと

みなさんこんにちは。

爽一郎です。

 

働き方改革はもう身近な言葉です。

その実現のため、より生産性の高い時間の使い方をせよ、とよく言われます。

周りからの圧力で生産性をあげなければならないという焦りを世間が感じているように思います。

生産性を上げることはつらいことなのでしょうか?

 

私は、自分の生産性を上げることは自分の幸せにつながると思っています。

生産性を上げるということは、同じ時間内でより高い成果を出すということです。

ということは、同じ成果ならばより短い時間で出すということになります。

突き詰めれば、相対的に、自分のしたいこと、すべきことに使える時間を増やすことができるのです。

それはつまり、自分の幸せにつながる行動に時間を避けるようになるということです。

 

■一日は1440分しかない

これまでと同じことをしていては同じ成果しかでないので、生産性を上げるには今の時間の使い方を見直す必要があります。

そんなことを考えていた私に刺さった本があります。

『1440分の使い方』です。
 

 

数々の成功を収めた起業家であるケビン・クルーズ氏が、成功者たちへのインタビュを通じて、一日<1440分>の時間をどう使い、どう成果を出すかが書かれた本です。

本書に、こんな内容が書かれています。

 

やりたくないことや苦手なことをやる以上に、無駄で非生産的なことはない。そのカテゴリーに当てはまるものは何であれ、できるだけ早く、他の人(理想を言えば、情熱と適性を兼ね備えた人)に委託しなくてはだめだ。そういう類いの仕事を続ければ続けるほど、自分のやることを心から愛せるような生活、充実感を得られる生活は遠ざかってしまう

 

本の中では様々な金メダリストや起業家などの成功者と呼ばれる人々が、どのように成果を挙げているかが書かれています。

その一つの例として、ある起業家の成功者は生活に外部委託を取り入れているということでした。家政婦なんかがそれですね。

そうやって、彼らは自分では自分のしたいことをし、そうでないことは委託するわけです。

とは言え、日本では家政婦なんかはメジャーではないし、なかなか外部委託と言っても…という状況ではあるでしょう。

 

ですが、人に何かを委託すること以外にも、外部委託の手段は存在します。

例えば、Amazonなどのサービスも外部委託です。

Amazonは買いに行く、という面倒な時間を無くしてくれます。通販の洋服屋さんは、服を買いに行くという時間を無くしてくれます。

 

■サービスや機械に委託するという考え

おもちゃを買いにトイザらスへ行く人は減りました。Amazon等のオンラインでみなおもちゃを買うようになったせいです。

実際、そのせいで、アメリカのトイザらスは倒産に追い込まれました。

同じように、本を買いに本屋へ行く人は、減ってきていると私は思います。おもちゃと同様、買う行動自体はAmazonが代わりにやってくれます。

本を買うという行動は誰でもできる生産性の低い行動であり、Amazonに外部委託されていきます。

あくまでも、店舗には、本を買いに行くのではなく、「本を探しに行く」のです。

 

何かを新しいサービスや製品に委託する、ということは、我々の生活の中に浸透してきています。

我が家では、去年から全録レコーダーを買い、使い始めました。

2~3週間分、6チャンネル分の番組が録画されます。地上波はほとんど全て、自動的に録画されるということです。

それによって、何が変わったかと言えば、「録画する」という行為が不要になったことです。

「録画する」というと簡単に聞こえます。

が、これまでは容量との兼ね合いから、何をどのハードディスクに録画するか考えてはちまちま操作していました。

それなりの時間をとられ、かつめんどくささを感じていたのです。

また、「この映画を録画したい」と思えばリモコンを取り出して、都度操作する必要がありました。

ですが、全録レコーダーはそんな手間から解放してくれました。そして、代わりに、「何を見るべきか」という時間を与えてくれたのです。

YouTube感覚で、オンデマンドに見たいものが見られる。録画する時間の代わりに、いつ、何を見ようか、ということを考えるようになりました。

 

『多動力』という本ででホリエモンこと堀江貴文氏も次のように述べています。

自分の1日のタイムスケジュールを一度書き出してみるといい。24時間のうち、自分がワクワクしないことにどれほどの時間を費やしているだろう?
家事や通勤時間、経費精算など嫌々やっていることは、一つひとつ減らし、1日24時間をワクワクで埋め尽くそう。

 

ケビン・クルーズ氏も、堀江氏も、いくつもの仕事をこなし成果を出し続けている人々です。

彼らはいわゆる、超忙しい人です。彼らは限られた時間を、自分が幸せになること、ワクワクすることに当てているのです。

そのために、そうでないことを工夫して減らしています。

 

■まずは何をしたいのか?を考える時間を増やすこと

ただ、多くの人は彼らとは違い、何かしたいことがが明確になっていません。

何が自分を幸せにする行動なのかが分かっていません。

そのため、真っ先にするべきは、まずは自分のしたいこと、すべきことが何であるかを考えることです。

自分がワクワクしないことは委託し、自分がしたいことが何かを考えることが幸せにつながるのです。

 

全録レコーダーに、私はやりたくない「録画する」という行為を委託したことで、「何を見るべきか」を考える時間が増えました。

将来的に車が自動運転になれば、人は旅行する時には運転するという行為を車に委託し、現地で何をしたいかを考える時間が増えるかもしれません。

本の購入という枠で考えれば、「本を買いに本屋へ行く」という行為は面倒に感じる人が多いのではないでしょうか。

一方、「何を読むべきか」、「どんな本があるのか」を探すことがしたいことであり、増やしたいものなのではないでしょうか。

(もちろん読む時間もですが。)

面倒なことをは委託。本を買うことをAmazonへ委託すれば、何を読むべきかを考える時間に使えます。

余談ですが、私は、本屋は本を買うための場所ではなく、読むべき本を探すための場所として残るのではないかと思っています。

 

自分がしたくないことは委託し、空いた時間で次に何が必要かを考えるのが、我々が明るい未来を掴むために必要なことなのだと、私は思うのです。

 


★終わり★