みなさんこんにちは。
爽一郎です。
私は、「試す」ことは人生を良くすることにつながると信じています。
仕事でも、プライベートでも同じです。
試せば、よりより成果を出す方法がみつかるかもしれません。
試せば、今まで知らなかった大好きなものに出会えるかもしれません。
逆に、試さない人は、能動的に物事を変えるチャンスを失っています。
保守的になって、人生のコントロールを怠っているのです。
と、精神的なお話はこの辺にしましょう。
言いたいのは、自分の生活やスキルを向上するには、「試す」行為が必要ということです。
■試すのは良いことだが、面倒なものでもある
パナソニックの掃除機とダイソンの掃除機。
それぞれ長所短所があるでしょう。
あなたの生活に合ったものはどっち?
それを本当に知るには、両方試して使ってみるしかありません。
とは言え、掃除機は高いのでほいほい買って試せないので、店頭で使ってみる、とか生活での利用シーンをイメージしてみる、という方法になりますね。
そんなにお金持ちになりたいとは思っていませんが、躊躇なくいろんなものを買って試せる、という点で金銭的余裕っていいなぁ、と私は思います。
…話がそれましたね。
掃除機は高くて買って試せないにせよ、日々の行動でも試せることがたくさんあります。
メールの書き方。
会議招集につける会議目的の書き方。
会議の進め方。
プレゼンテーションの仕方。
朝の過ごし方。
夜の過ごし方。
休日の過ごし方。
同じようなことを漫然とやっていると、運よくなにか偶然で変化が起きない限りは同じような状況が続きます。
試さないと能動的な変化は起きません。
ですが、「試す」行為は面倒なものでもあります。
新しい商品を買うというのは楽しかったりします。
その反面、仕事などの「すべきこと」という環境や、その新しいことによるメリットが良くわからない時には、試すことが億劫に感じる場面は多いでしょう。
人間、そういうもんです。
■試す人が持つ特徴とは
私がコーチングをしているクライアントに、ゴールへ向かう速度が速い方がいます。
Aさんとしましょう。
Aさんはなんでもすぐに試します。
自分で思いついたこと、私がご提案したこと。とにかくやってみるのです。
そんな姿を見て、私は試す人と試さない人にはどんな違いがあるのかを考えていました。
そこで見えたのは、「受け入れる素直さ」です。
Aさんは、チームメンバーに対して遠慮して話せない、指示を出しにくい、ということで悩んでいました。
その要因を考えてもらったところ、自分の振る舞いで改善できそうな点を見つけました。
コーチングは、クライアントが自ら問題への向き方を発見するために、考えたくないことも考えてもらう、という側面がありまあす。
相手ではなく、自分の修正点を見つける、というのは一種の「受け入れる素直さ」がないと自分を納得させることができません。
例えば上司と折り合いが合わない場合、上司の悪い点はたくさん出てきます。
が、上司を他の人に変えることも、上司の内面や行動を変えることも、相当なエネルギーがかかります。
それよりは、自分の行動を変えることでその問題にどう向き合うかを考えるほうが合理的です。
が、感情的には「なんで私が変わらなきゃいけないの…?」という気持ちが出てきます。
それを、問題解決のための行動として納得できるかどうかは、成果を見据えた「受け入れる素直さ」であるように思えます。
Aさんは、すぐに自分の振る舞いを変えてみることを試しました。
劇的な改善があるわけではないものの、いつもと異なる行動をしたことで気づくことはあったようです。
そうして、その気づきをもとにさらに改善行動を探し続けました。
ここにも、素直さが見えます。
一度行動した後に振り返り、行動の結果を素直に受け入れています。
この、素直に行動する、振り返りを素直に受け入れる、ということがゴールへ向かう速度を速めているのだと思います。
試す結果で得られるメリットに目が行きがちで、メリットが分からないものを試すのは億劫に感じるものです。
が、試すこと、それ自体にメリットを感じられるなら。
成長は劇的に早くなる。私はそう思います。
★終わり★