凡人が成果を出すための習慣

残業ゼロで成果を出すには、どうしましょうか?

自分にしか自分の疲れは分からない。とにかく自分で休むこと

みなさんこんにちは。

爽一郎です。

みなさんの人生に役立つ情報をお届けします。

 

疲れている状態、というのは本人にしか分かりません。

周りから、「あ、こいつ疲れているな」と思われたとしても、その疲れのつらさは、本人しか自覚できないのです。

今日は「疲れ」との付き合い方についてお話ししましょう。

■寝不足の恐怖

以前、3連休で1歳の子供の寝かしつけトレーニングをしました。
これまでは、妻が添い乳をして寝かせていたのですが、私も寝かしつけられるよう、練習したのです。
結果的に、寝かしつけはできるようになりました。
が、めちゃくちゃ睡眠不足になりました。
なにせ、子供は1時間か2時間おきに起きて泣きわめくのです。
それを毎回、胸トントンして寝かしつけるのです。

夜中に何度も起こされる。
1日目の翌日からすぐに、日中もぼーっとしてしまうのが自分で自覚できました。
それが3日連続で続いたわけです。
仕事の前日は、仕事に支障があるだろうから、ということで妻が寝かしつけてくれました。
が、それでも一日では良質な睡眠が得られなかった疲労は回復できず、明らかに仕事のパフォーマンスが下がってしまいました。

いやー、妻はすごい。
こんな状態を何ヶ月も続けてきたのですから。

自衛隊教官の下園壮太氏は、著書『自衛隊メンタル教官が教える 折れないリーダーの仕事』で次のことを述べています。

自衛隊が「衣食住」などの生活のベースを第一に考えるのは、ふだんは当たり前にあるものが「ない」時のストレスを知っているからだ。
 日ごろ、さまざまなシミュレーションで訓練をしていても、人間は食べなければ生きてはいけない。睡眠をとらなければ、まともな思考回路を保つことはできない。』

自衛隊は、負けられない組織です。その自衛隊がどこかに派遣されたときにまず大事にしているのは、基本的な生活の確保であり、その一つが睡眠なわけです。

そのぐらい大事な睡眠。
睡眠不足で起きる弊害はたくさんあるりますが、私が実感したのは次のものでした。

・パフォーマンスが落ちる
 ぼーっとして集中できなくなり、いつもできていることが、いつもの水準でできなくなる

・思考力が低下する
 いつもよりも余裕がなくなり、イライラしがちな自分に気がついた。
 冷静に物事を考えることが、平時よりし辛い。

まともな思考でいるには、睡眠が必須なのです。

 

■寝不足、疲労は、被っている当人にしか本当のつらさが理解しにくい

寝不足や疲れは大変。
みんなそんなことは知っているのですが、本当のつらさは渦中の当人にしかわからないという問題があります。

先ほどの子供の寝かしつけの話に戻ります。

私は、妻が大変なことは理解していたつもりでした。ですが、体験して初めて本当のつらさが分かりました。
寝不足でいつもよりパフォーマンスが下がっていようが、妻は家事も子育てもします。
自ずと寝不足が続けば家事のクオリティは下がってしまいます。
そんな折に夫から「家事の質、落ちてない?」とか言われようものなら、睡眠不足のイライラも相まって「じゃあもっと手伝えや!」とブチ切れること間違いなしですね。
夫からすれば、「えっ?そんなつもりじゃなかったのに、そんなに怒る?」と思うわけです。
(我が家では幸運なことに、そんな状況にはならずに済んでいます。)

子供に睡眠を妨げられない人間にとって、毎日睡眠の質が確保できずに仕事をこなす人間の状況は分からないのです。
想像はできても、本当のところははやり、分からないものなのです。

 

■結局、寝るしかない

疲れは、普通の思考を妨げます。
そして、それは周りからは分かりにくい症状です。

極端な例ばかりあげて話してきましたが、仕事においても疲労がたまっているという状態はありますよね。
例えば、みんなが助け合わない職場。これは各人の余裕というのが関係しているのは、みな理解していることでしょう。
疲労していると、人のことなんて考えられないものです。
ですが、元気な人からすれば「なんであの人たちはあんなに消極的なわけ?」と思ってしまうのです。

では、それをどう突破するのか?
かんたんな話しで、みんなが疲労を回復すればよいのです。
寝れば良い。
寝れば余裕が出てきます。

え?そんなことできない?
自称インフルエンザにでもなってみたらいいのです。1週間休めます。

まず寝て、正常な思考を取り戻さない限りは仕事を減らそうとも思えません。
他責の思考になりがちで、自分で状況をなんとかしようなんていうエネルギーは沸かないのです。


健康が何より大事です。みんなそれは理解しています。
昔は肉体労働が中心でした。だから、みんな体を休めることに、今よりも気遣っていたかもしれません。
ですが、今は知的労働中心です。
肉体の負担は減ったかもしれませんが、知的労働だからといって疲労を軽んじてよいわけではないのです。

肉体労働も、知的労働も、原因は脳の疲れであるという研究結果もあるようです。

gooday.nikkei.co.jp

日頃パフォーマンスを出すには、「ストイックに頑張る」のではなく「ストイックに休養を取る」が大切なのです。

 


 

★終わり★