凡人が成果を出すための習慣

残業ゼロで成果を出すには、どうしましょうか?

その言葉に、魂はこもっているか

みなさんこんにちは。

爽一郎です。

みなさんの人生に役立つ情報をお届けします。

 

みなさん、会議、メール、チャットなど、いろいろなところで言葉によるコミュニケーションをしていますよね。

特に、指示や依頼というものは、言葉でもって相手に何かをしてもらおうとするコミュニケーションです。

我々は日常的に、いろいろな場面で、言葉を使って人を動かそうとしています。

 

今日は、我々が扱う「言葉」についてお話したいと思います。

 

■言葉、ちゃんと意識して使ってますか?

指示や依頼は、内容が具体的でないと伝わりません。

「ちょっとうまいことやっといて!」

こんな指示だと、指示した側の期待値と、指示された側のアウトプットには、乖離がでるでしょうね…。

 

とても優秀な人には、「うまいことやっといて」は有効です。勝手に考えてベストなやり方で成果をだしてくれますからね。

でも、多くの場合はそんな理想的な展開にはならないでしょう。

 

「うまいことやっといて」は極端な例だとしても、他に使っちゃう言葉はあると思います。

例えば「Aさんと調整しといて」。

 

調整ってなんでしょう?

 

話し合って、何らかのことを決めておく、ということ?

だとしたら、「Aさんと話して、XXを決めておいて」という方が伝わりますよね。

 

他にも「早めにお願いします」とか「多めにください」とか、曖昧な表現はあります。

これらはなるべく数値表現で「15分早くお願いします」とか「3個多くください」などと言う方が良いでしょう。

発言者の「早め」と受け取り側の「早め」が同じとは限らないのですから。

 

■言葉を明確にする癖を持つ

曖昧な言葉を使わないためには、下記の2つが重要です。

 

①定義が曖昧な言葉は使わない

 調整、フォロー、分析、コンセプト などなど…分かっているつもりでも、人によって定義があやふやな言葉があります。

 使うならば、自分の中で明確な定義をしましょう。

 

②4W1Hを意識する

 いつ、誰が、何を、どこで、どのように?(When,Who,What,Where,How)

 それを意識して言葉にすれば、明確な文章になります。

 普通に目にするのは5W1Hで、上記に加えて、なぜ(Why)が入るわけです。

 が、Whyは具体的な指示というよりも相手に納得してもらうためなので、今回の趣旨とはちょっと違う話になります。

 このWhyについての重要性は別の機会に書きたいと思います。

 

■さらに、言葉の明確化はプロフェッショナルさを生む

加えて、言葉を明確にしておくということは、さらなる効果を生みます。

 

先日、ある人と「おしゃれ」についての会話をしたときのこと。

その人はこう言いました。

 

「"おしゃれ"って、自分の爪の先まで、体の隅々まで気を配れる事だと思います。」

 

私はこの言葉を聞いたとき、「おしゃれ」という曖昧な言葉を、自分の言葉で説明できる彼女を素直に感心しました。

日頃から「おしゃれ」というものを考えているのだろう。そんな印象も持ちました。

自分なりに言葉を定義しているということは、一種のプロフェッショナルな印象を受けるのです。

これは、その言葉について、発言者が考えているということが伝わるからです。

結局、重要なのは具体化するということです。

彼女は、「おしゃれ」というものを具体的な言葉で定義しています。

「おしゃれ」というものについて考えているわけです。

 

そんな言葉には、魂がこもっているように思います。

 

 

曖昧ではない、明確な表現を使うことで、依頼や指示と言った行為を、自分でも具体化して考えることになります。

人を動かすには、自分の使う言葉について考え、相手が具体的に動けるような言葉を使いましょう。

それを怠けたら、きっと魂が入ってない言葉になると、私は思うのです。

 

 

 

★終わり★