凡人が成果を出すための習慣

残業ゼロで成果を出すには、どうしましょうか?

ハイパフォーマーが持つもの。それは自分ルール

みなさんこんにちは。

爽一郎です。

みなさんの人生に役立つ情報をお届けします。

 

急ですが、仕事で一目置かれる人を想像してください。

そういう人って、しっかりとした自分の芯のようなものがあると、思いませんか?

私は昔からそう思っていました。

 

実際、ハイパフォーマーな方たちに話を聞くと、

・人と交渉する時には俺はこういう事を気にしてるんだ

・プロジェクトを進める時には各フェーズでこんなチェックポイントをいれている

など、彼らの考えのもとに構築された行動パターンが即答されることが多いです。

 

今回は、そんな彼らの秘密についての、私なりの考えをお伝えします。

 

 

■自己管理とは、習慣化である

「仕事ができる人はなぜモチベーションにこだわらないのか」という本があります。

日本の人材、組織コンサルとして数々の企業に携わった相原 孝夫氏が書いた本です。

その中で、モチベーションに左右されずにハイパフォーマンスを出す人の特徴として、

仕事の習慣化やルーティン化をしているということが書かれています。

ようは、やる気に左右されずに、自動的に手が動くようにする、ということです。

 

冒頭で述べた優秀な人がもつ自分の芯、というのはこの習慣化なのではないか、と私は思います。

優秀な人は、なにかの事象が起きた時、対処するための習慣、言い換えると持論のようなものをもとに、自動的に対応しているのです。

この、持論のようなものを私は「自分ルール」と呼んでいます。

 

 

■人間は、めんどくさいと動けない

かの発明家、トーマス・エジソンはこう言いました。

 

『人間は思考する努力を省きたいために、ありとあらゆる方便に頼ろうとする。

Man tries to depend on every expedient because he’d like to omit a considered effort.』

 

つまり、人間は考えるという行為を辛いことと思うのです。

それゆえ、何かを行うときにめんどくさいと感じる理由の一つに、考えることから逃げたいというものがあります。

 

自分ルールは、その考えること、を軽減してくれます。

何せ、ルールにそって行動するだけなのです。

優秀な人々が様々な質問、境遇に即応できるのは、まさに自分ルールが豊富だからというわけです。

 

 

■自分ルールは、どう作るのか?

仕事ができるやつが持つ自分ルール。どうやって身につければよいでしょうか。

 

仕事において、何が起きるかはわからりません。

そのさまざまな事象について対処可能な自分ルールがあるなんて、どれだけ自分ルールを作れば良いんだ…と思ってしまいます。

普通のからすると自分ルールを業務で使えるほどに整えることは、無理難題に思えてしまいます。

 

しかし、私も仕事ができる人間になりたい。そんな私の観点から、どうすれば身につくものなのかを考えてみました。

 

自分ルールを作るには、3つの要素が必要です。

 

①視野を広げること

②得た知識を実践しようとすること

③自分なりの理論にカスタマイズすること

 

まずは、「①視野を広げること」です。

何が起きるかわからない、という不確定な状態を、少しでも自分の知っている状態にするためには、視野を広げるほかありません。

2次元の人が3次元のことを理解できないのと同様、自分の視野にないことは理解できない、というより考えることすらできないですよね。

個人的に、最も身近な方法としては本を読むことだと思います。

自分の知らない知識を得るには、本が最も費用対効果が高いです。

たとえ、自分が知っている分野の本でも、自分の知らない知識が必ず書かれています。視野を広げるにはもってこいだぜ。

 

次に、「②得た知識を実践しようとすること」が必要です。

バカの壁』というベストセラーの本があります。

その本の中に書かれているのですが、江戸時代には知行号合一という考えがあったそうな。

「勉強すること」と「行うこと」は同じことだよ、という考え方です。

要は、本を読むだけではだめで、本を読んで得た知識を実際に自分の生活に反映させることで、知識を得た、といえるという考え方です。

習慣は筋トレのように実践して初めて身につくものです。

自分ルールは、実際に新しい知識を自分の生活ではどう使おうか?ということを考えたうえで、初めて作り出せるものなのです。

 

最後に、「③自分なりの理論にカスタマイズすること」で自分ルールは完成します。

本などでに得た知識をそのまま使うだけでも有用ですが、ハイパフォーマーな人たちは、その蓄積から、本には載っていない新たな自分ルールを作ります。

言うなれば、自分ルールを作るための自分理論が出来上がっていきます。

これは、ある程度知識が貯まると、知識間の相乗効果がもたらされることで、自分の中の大きな考えがまとまることが要因です。

私がメルマガを書いているのも、この自分ルールを整理するためというのが一つの理由ではあります。

 

ロジカルシンキングにせよ、コミュニケーションのノウハウにせよ、ビジネスで当然必要とされる知識でも当然ながら初めはみんな知りません。

まず、知らないことは、自分の外から得なきゃわからない。

そして、得た知識をリアル生活で活用して、自分ルールに仕上げていく。

それが、仕事ができる奴のもつ特徴なのだろうと、私は思うのです。

 

 

★終わり★