みなさんこんにちは。
みなさんの人生に役立つ情報をお届けします。
仕事で話すことは、業務の一つです。
メールやらチャットやら、そんなツールが生まれましたが、会話はなくなりません。
プレゼンテーション、会議での発言。
そんな時、相手が無反応で不安になる時、ありますよね。
逆に、あなたが無反応で話を聴いている時も、あるのではないでしょうか。
そういった会議では、発言が少なくなり、生産性が下がるのでは、と私は思います。
そんなときの一つの処方箋として、オーバーリアクションがあります。
■子供はオーバーリアクションで反応する
子供の幼稚園の、体操教室を見学したときの話。
体操の先生は外部のインストラクターで、とにかくすごいオーバーリアクションのおっさんでした。
もう、吉本新喜劇レベル。
少し子供に押されただけでも、とにかく大きな声で、動きで、反応して後ろに倒れます。
子供は、インストラクターのオーバーリアクションに、楽しそうにリアクションし、一緒に体操するのです。
子供の感情を動かすには、このぐらい大げさに動くと効果的なんだなぁ、と思いました。
■信頼関係がないと、成果は上がらない
話は変わります。
成功、について研究しているマサチューセッツ工科大学のダニエル・キム教授は「成功循環モデル」というものを提唱しました。
その中で、組織が成功を納め続けるにはメンバー間の「関係の質」が重要であると論じています。
「関係の質」とはお互いを尊重し、一緒に考えることです。
参考URL(https://mag.executive.itmedia.co.jp/executive/spv/1112/05/news007.html)
また、Googleもパフォーマンスが高いチームの特徴として、「心理的安全性」が高い事をあげています。
『「無知、無能、ネガティブ、邪魔だと思われる可能性のある行動をしても、このチームなら大丈夫だ」と信じられるかどうか』
単純化すれば、馬鹿にされないだろうか…という思いを抱かずに行動がとれるということ。
言い方を変えると、相手から自分が尊重されていると感じされるか、ということです。
引用文章が掲載されたURL(https://rework.withgoogle.com/jp/guides/understanding-team-effectiveness/steps/identify-dynamics-of-effective-teams/)
これは、ダニエル・キム教授の言う「関係の質」同様、互いを尊重し合っていることと、ほぼイコールです。
成功、高パフォーマンス。最近の研究では、その秘訣は尊重し合う関係ということを示しているのです。
では、互いを尊重する関係づくりには、何が効果的なのでしょうか?
それが、オーバーリアクションです。
■大人でもできるオーバーリアクション、アクティブリスニング
とはいえ、冒頭の体操インストラクターのように、大げさに動き続けるとうざがられますよね。
子供に対しては、体操のインストラクターのように、オーバーリアクションで接してくる人は多いです。
それは、子供が理性でなく感情で動くからです。
人間は大人になるにつれて、理性が働くようになり、感情は子供の頃より抑えられます。
それは人間関係をうまく構築するために必要なことです。
感情を優先すると、ネガティブなことが起きるからです。
ですが、それゆえに、対人での感情表現やリアクションも、減ってしまいます。
基本的に対話するときの相手の反応は薄いものですよね。
しかし、本来人間は感情で動く生き物です。理性でごまかしても、それは本能です。
「話を聞いてもらえてる」と感情にわからせる方法、それがオーバーリアクションで話を聴くことなのです。
それをアクティブリスニングと呼びます。
■聞くのではなく聴くと書く
アクティブリスニングのスキルは色々あります。
・話はしかめっ面で聞かない
・パソコンから手を話して、相手を見る
・相づち「へぇ〜、そうなんですね、なるほど」など
・リフレーズ確認
・オウム返し
などなど
詳しくは下記Googleのサイトにもあります。
https://docs.google.com/document/d/1M2HvwvzFXfnNJkt-r9s4XXQtNl8YeVHfEpoICwzNIPo/edit
聞くのではなく聴く。聴くという文字には目と心を耳が入っています。
目と心と耳を使うのです。
理性が働いて育ってきた普通の大人から見るとオーバーリアクションと言って良いでしょう。
しかし、それが感情に作用します。
「話を聞いてくれている、尊重されている」というポジティブな感情を抱かせること。
それが尊重し合う関係を構築し、相手の行動につながるのです。
会議でみんな、言葉が少く、沈黙が多い…
そんなときは、みんなの行動を引き出すために、アクティブリスニングを実践するなんていかがでしょうか。
★終わり★