みなさんこんにちは。
みなさんの人生に役立つ情報をお届けします。
仕事でもプレイべーとでも計画、よく立てますよね。
計画を立てる、タスク化する、そういった作業は、言い換えれば「これから先、何をするのか想像する」ということです。
私たちは日々、想像力を働かせながら生きています。
今日は、「想像する」ということの重要性についてお伝えします。
■行動できないのは、想像できないから
世の中には、人から言われたことしかできない人、というのは一定数存在します。
自律的に行動しない、とはすなわち、必要な行動を考えないということです。
つまり、考えない人は他の誰かが考えた行動しかできないのです。
おそらく、多くの人がそうはなりたくない、自律的に動けるようになりたいと思っているのではないでしょうか?
では、自律的に動けない人には何が足りないのでしょうか?
私は、自分で考えて行動できないということは、想像ができないということだと思っています。
ここで言う「想像する」こととは、「未来の物事を具体的に考える」ことと思ってもらえればよいです。
■人は悪くなることがイメージできないと動けない
人間は保守的な生き物です。
今の状態を放置して、何か悪くなることが具体的に検知できたとき、またはすでに悪くなったことが分かったときにしか、行動はできないものです。
そして、これがやっかいで、なんとなく「悪くなりそう」と分かっていても、「悪くなる」ことが具体的にイメージできないと動けないのです。
例を出しましょう。
・システムのバグがわかっていても、それが露見したときの危険性や影響が具体的にイメージできてなければ、いけないと思いながらも放置する
・ダイエットしないと将来的に体が悪くなると理解していても、具体的にどんな苦悩があるのか、治療へ支出がどれほどか、病気にならないとイメージできない。だから、運動をおざなりにする
想像することで、「今のままだと何が悪くなるか」を具体的にイメージすることが、自分が何をすべきかを考え、行動することができるようになる秘訣です。
そして、自律的に動けない人に動いてもらいたいなら、「何が悪くなるか」を具体的に想起させることが必要です。
ちなみに、ネガティブな書き方ばかりしていますが、「何が良くなるか」を具体的にイメージすることも有効です。
が、悪くなることのほうが、脳科学的には、短期的には人に強く作用します。
■想像力を鍛えると、さらなる効果がある
さらに、「今のままだと何が悪くなるか」を想像するようになると、その「悪いこと」に対する覚悟ができます。
改善しようと努力しても、悪いことが起きることはあります。
事前に想像して覚悟しておくことと、何も覚悟できていないとでは、悪いことが起きたときの心境に大きな違いがあります。
「ジョジョの奇妙な冒険」という漫画の、第6部18巻に、こんなセリフがあります。
『「覚悟した者」は「幸福」であるッ!
悪い出来事の未来も知る事は「絶望」と思うだろうが
逆だッ!
明日「死ぬ」とわかっていても「覚悟」があるから幸福なんだ!
「覚悟」は「絶望」を吹き飛ばすからだッ!』
これは、プッチ神父というキャラクターのセリフです。(敵キャラクターなんですけどね。)
彼は、全人類に一度人生を経験させ、二度目の同じ人生を歩ませることで、何が起きるかを本能的に覚悟させて幸福に導こうとしました。
え?何を言ってるかわからない?
じゃあジョジョの第6部読んでみてください。
覚悟ができないと、人間、嫌なことが起きるのを恐れて行動できなくなります。
トラブルや失敗を経験した時、みなさんはどう感じていますか?
基本的には、苦しい気持ちになるでしょう。
その経験は記憶として残ります。
その苦い経験を与えるトラブル、失敗がいつ起こるか分からない、そんな状況を生きるのには、途方もないエネルギーがいります。
だから、事前に想像して、トラブルや失敗を「予定の範囲内」の出来事にしておくのです。
ここでトラブルがあるかもしれない、こんな失敗があるかもしれない。それを想像できれば、ショックやパニックは減るでしょう。
それが、覚悟というものです。
リアルに何事も想像するということは、覚悟を与え、前に進む勇気をくれます。
分からん人は、とりあえずジョジョでも読んどけということですね。
★終わり★